生後2ヶ月になる第3子を絶賛育児中、のりちゃんママです。

子供3人を寝かしつけた週末の夜。久しぶりに夫と一緒にDVD鑑賞をしました。

見たのは、「奇跡のチェックメイト -クイーン・オブ・カトゥエ」という映画です。

ストーリーをネタバレにならない程度にまとめてみます。

ウガンダの首都カンパラにあるスラム街に住む女の子、フィオナ。
極貧の彼女がチェスと出会い、世界大会に出場する、、、

というサクセス・ストーリーです。

原題は「クイーン・オブ・カトゥエ」と言います。カトゥエというのは主人公が育ったスラム街がある地名のことです。

スラム街。それもウガンダのスラム街です。排泄物の溜まり場に近い状態。

主人公がチェス教室に初めて足を踏み入れた際、「臭い」と周りの子供にいじめられほど、彼女は劣悪な環境で生きていました。

主人公フィオナが世界大会に出るまでに才能が開花したその陰には、2人の人物がいました。

1人目は、彼女にチェスを指導したコーチ、ロバートです。

ロバート自身も、もとはスラムで育ったという過去があります。彼は、スラム街の子供のためにチェス教室を開きました。

ロバートはチェスを通してスラムの子供に自律心を教育します。

「難しい局面になったら、どう動くのがベストが良く考えなければならない」

というロバートのセリフ。

お腹が空いたから、お金を盗む。
お金が欲しいから、身体を売る。

それでは、問題は一時的に解消されるけれど、長い目でみたら問題の解決にはなっていないわけで。

より給料の良いエンジニアの仕事を蹴ってまでスラム街での指導に情熱をかけたロバート、偉いよ、偉すぎるよ。

ロバートも実在の人物で、いまでもウガンダにあるSOMチェス・アカデミーでコーチをされています。

フィオナの成功の陰にいるもう1人の人物。それは主人公の母親です。

彼女の夫(フィオナの父)は、フィオナが3歳の時に他界してしまいます。ネットで調べたところ、エイズで亡くなったそうです。

夫に先立たれた後、女手一つで子供を育てるフィオナの母親を見ていたら、ワンオペ育児がきつい。なんて、軽々しく愚痴を言えないわ。

主人公のフィオナに話を戻すと、映画では16歳の時に世界大会に出場する頃までが描かれています。

実在の彼女は1996年頃の生まれなので、まだ20代。現在はアメリカの大学で勉強しています。

ちなみに、1996年頃というのは、はっきりとした誕生日がわからないということ。

誕生日がはっきりしない。この辺りも、近年では赤ちゃんのハーフバースデーまで祝う日本とは、あまりにも違いすぎる。

奇跡のチェックメイト – クイーン・オブ・カトゥエ – DVD。ディズニーが制作した映画なので、残忍なシーンや、セクシャルな描写がありません。子供がある程度の年齢になったら、次は親子で鑑賞したいな。