西宮浜に停留するボートを眺めている時に、
「子供を船にのせたい!」
というアイデアが突如ひらめきました。
調べてみると、
- 小型船舶免許には1級と2級がある
- レジャー程度で船を運転するなら2級で十分
- 2級小型船舶免許があればボートをレンタルすることができる
ということがわかりました。
そこで、2級小型船舶免許を取得することを決めました。
この記事の見出し
2級小型船舶免許を取得するための免許センター選び
私は勉強は独学が好きです。
過去に受験した「通訳案内士」そして「保育士」。どちらの試験もスクールや通信教育には頼らずに独学で合格しました。
独学が好きな私ですが、今回の2級小型船舶免許は免許スクールで用意されたコースをフル活用して免許取得をすることに決めました。
免許スクールを利用すれば、試験用の教材の準備。試験の申請手続き。すべてを免許スクールが行ってくれます。
さて、どこの免許スクールに入ろう?
自動車免許と同じで、ボートの免許スクールもたくさん存在します。私はヤマハボート免許センターを選びました。理由は、ヤマハのウェブサイトが私にとっては一番見やすかったから。それだけの理由です。
ヤマハボート免許センターに決めたら、今度はコースを選びます。
ひとくちに2級小型船舶免許コースと言っても、学科試験の勉強方法や、実技試験の免除の有無を自分で選ぶ必要があります。
私は、
- 学科試験の勉強方法はオンラインで用意された教材(スマ免)で自宅学習
- 実技試験免除コース(代わりに実技教習・審査を受講する)
という『スマ免2級実技試験免除コース』に決めました。費用は98,500円でした。
2級小型船舶免許の学科の勉強期間
スマ免で船舶免許の勉強をした感想
学科試験の勉強は、ヤマハの「スマ免」とよばれるオンライン教材で勉強します。
ヤマハのスマ免コースの利点は、
- 申し込んだ瞬間から勉強開始できる
- 空き時間で勉強できる
逆に、私が感じたデメリットは、
- スマートフォンで勉強すると画面が小さいので目が疲れる
- 教材に書き込みができない
これらの対策としては、まず、自宅で勉強するときはスマートフォンではなく、画面が大きいパソコンで学習するようにしました。
それから、スマ免で勉強するかたわらにノートを1冊用意して、何度も間違える問題や、絶対に覚える必要がある内容はノートに手書きでまとめました。
学科試験のためにどれくらい勉強したか?
私は、学科試験の3週間前から学習を開始しました。月曜日から金曜日までの平日の2時間を学科の勉強にあてました。
単純計算すると、2時間 X 15日間で30時間ほど勉強したことになります。
2級小型船舶免許の身体・学科試験当日
西宮市の新西宮ヨットハーバーで身体・学科試験を受けました。
この日の受験者は私を含めて8名。20代から30代の若い年齢層が多かったです。
「〇〇大学 ヨットクラブ」と書かれたジャージをきた大学生もおられました。
身体試験
まずは、身体試験です。身体試験のメインは視力検査。左右とも0.5以上の視力が必要です。
メガネやコンタクトレンズで矯正している方は、忘れずに持参しましょう。
視力の検査に加えて、色彩判別(赤・緑・白の3色)の検査がありました。
身体検査の中では、耳が聞こえているかも調べているとのことでした。
身体検査は3分くらいで終了。
いよいよ学科試験です。
学科試験
学科試験は全部で50問(すべてマーク式)。試験時間は70分です。
学科試験で最初、「おっ」と戸惑ったのは、マークの記入方式です。
一般的なマーク式の試験は、○を鉛筆で塗りつぶすことが多いです。
船舶試験の場合、塗りつぶすのではなく、線を引いてチェックするタイプのマーク式でした。
試験の内容は、スマ免で学習した内容ばかりでした。
試験は終わった方から退席OKで、私は40分ほどで回答、そして、正しくマークに記入できているかの確認が終わったので、途中で退席しました。
学科試験後には実技試験があります。私の場合は、実技試験免除コースなので、この日は学科試験だけ。私以外の7名は、全員実技試験を受験されていました。
試験終了後に回答が張り出されるので自己採点ができます。私の場合は学科試験がおわるまで待つ時間がもったいないので回答はみずに帰宅しました。
2級船舶免許の学科試験の結果
学科試験を受験した手応えとしては、9割は正解できたと思います。
学科試験の合否は試験から5日後にウェブで発表されました。無事に合格していました!
受験した8名全員が合格していました。合格率、高し。きちんと勉強すれば受かる試験ですね。
2級小型船舶免許の実技教習・審査
私は「実技免除コース」を選んだので、実技試験を受ける代わりに、実施教習を受講し、審査を終了する必要があります。
学科試験から数日後、神戸市にあるJEISで実施教習・審査を受けました。この段階では、学科試験の合否は不明ですが、身体試験をパスしていれば実技教習・審査を受けることができます(もしも学科試験で落ちていたら、再度学科試験をうけることになる)
生徒は私1人だけ。先生は2名。
どちらの先生も「超」がつくほど優しかったです。実技試験免除コースにして本当に良かった。
実技教習の持ち物は、
- 受験票
- 教材一式
- 防寒具
- 雨カッパ
の4点を連絡してもらっていたのですが、これらに加え、
- タオル
- 酔い止め薬
の2点があると安心です。
実技教習で何度も練習させてもらったのは、
「人命救助」
「着岸」
の2つでした。
教習直後の審査では、「練習だと思ってやってください」という先生からのアドバイスに従いました。
「人命救助」は1回目は救助できなかったので焦りました。2回で無事に救助できました。
2級船舶免許の最終合格発表
実技教習・審査から1週間後。最終の合格発表があります。
ヤマハボート免許センターに電話をして合否を教えてもらえました。WEB発表はなし。
さて、わたしの結果は。。。。。無事に合格していました!!!
免許取得を思い立ってから、最終合格発表まで約1ヶ月でした。
免許証は合格発表から約3週間後に自宅に送付されます。