テニスC級公認審判員に合格。ウィンブルドンの線審からルールを学ぶ。

テニスC級公認審判員の講習に参加してきました。講師はウィンブルドン選手権でも活躍する日本人トップクラスの審判員、大原泰次郎さん。ルールをしっかり学んで、日頃のプレーに活かすぞー。

C級公認審判員とは?

日本テニス協会では、審判員(アンパイア)を4つのクラスに分けています。

  • 国際審判員
  • A級審判員
  • B級審判員
  • C級審判員

上級になればなるほど、大きな大会での審判を務めます。

今回、私が取得したのは一番下のレベルのC級審判員です。C級審判員はおもに、住んでいる地域や都道府県が主催する大会の審判を行うことができます。

C級審判員の資格は、講習会の受講と講習後の試験に合格することで取得できます。ありがたいことに、受講資格は特になし。講習会は全国で開催されています。日程は、日本テニス協会のホームページで確認できますよ。私は兵庫県から電車で1時間。滋賀県で受講してきました。

講習の内容

講習は日曜日。草津駅から徒歩10分の「サンサン・ホール」で開催されました。


(講習会の会場、サンサンホール)

滋賀県では2024年に国体が開催されます。国体へむけてテニスの審判を増やすために、滋賀県テニス協会がこの日の講習会を開いたそうです。講習会の参加者は20名くらいでした。

【講習会のスケジュール】
9:00 受付開始
9:30 講習会スタート
<1時間のお昼休憩>
15:45 試験
16:25 試験終了
16:40 試験結果の発表
17:00 解散

講師の大原泰次郎先生は、日本テニス協会の審判委員会で委員長をされています。さらに、ウィンブルドン選手権で線審を務められた経験もお持ちで、まさに日本の審判員のトッププロ!

講義も、審判の実体験をもとに解説してくださり、とても面白かったです。先生は「授業は睡魔との戦いですからね」とおっしゃていましたが、私は1度も眠くなりませんでした。

試験の内容

講習の最後に試験があります。この試験に合格すれば、晴れてC級審判員を取得できます。試験は全部で30問ありました。7割以上の正解で合格。

試験の内容は、

  • 正誤の選択式の問題
  • 記入式の問題
  • スコアカードの記入に関する問題

でした。

講義をしっかり聞いていれば、簡単に合格できる内容です。早い方は10分くらいで試験を終えられていました。

試験が終わると、すぐに試験の結果を教えてくれます。ほとんどの方が合格したようです。

受験者の中で、満点(30点)の方も1人いて、大原先生からウィンブルドンのボールペンをプレゼント。ちなみに、私は28点でした。あと2点、くやしー!

C級審判員になるための費用は?

試験に合格し、C級審判員として登録するためには4千円の新規登録料(3年分)が必要です。登録後は各都道府県協会登録審判員となり、都道府県レベル、地域大会で経験を積むにつれ、上級レベルの審判員の道が開けます。

また、講習会の受講にあたり最新版の「ルールブック」を準備する必要があります。講習会場で購入でき、本代は1600円でした。

受験のすすめ

テニス・スクールに通い始めて、ようやく1年になります。友達とゲームをすることが増えてきたので、試合のルールについて本格的に学びたいな、と考えている時に、C級審判員という資格があることを知りました。

自分の試合に役立てたいと思って受験しましたが、将来的には子供の学校での試合や草大会で審判をつとめ、地域に貢献できたらなと思っています。

上級の審判員になれば、全国各地の試合に貢献することができます。大原先生のお話では、最近はビーチ・テニスが盛んになってきたそうで、先生は沖縄で審判もされたとのことでした。

「プレーヤーとして試合に出ている」
「地域にテニスを通じて貢献したい」
「国内・海外で審判をつとめたい」

そんな、テニス愛好家の皆様。C級審判員の資格を取得してみませんか?