こども未来センター(西宮市)で、「かおテレビ」(視線計測装置)を体験してきました。
この記事の見出し
「かおテレビ」を知ったきっかけ。
西宮市の市政ニュースで、「かおテレビ」の案内を読みました。
かおテレビによって「その子の傾向を知ることができます」、と案内に書いてあったので、これは面白そう。ということで、子供を連れて行ってきました。
「かおテレビ」で子供の何がわかるの?
「かおテレビ」は、子供にテレビをみせて視線の動きを測定します。それによって、子供の社会性の成長の目安である、
- 人への興味
- 指差しへの反応
を測ります。
「かおテレビ」は具体的に何をするの?
子供にテレビを見せるだけです。簡単です。
テレビの画像は、
- 人(右側)と模様(左側)
- 模様(右側)と人(左側)
- 人が話す
- 人が指差しをする
などでした。
最初に、可愛いイラストが出てきて、「こっちみてみて!」と子供の注意を引いてくれます。
子供が「顔テレビ」を体験
今回、私が「かおテレビ」に連れて行ったのは、
3歳の次女
1歳の息子
の2人です。
年齢差は2歳ですが、「かおテレビ」で見た映像の内容は全く同じでした。
私にはもう1人の子供(もうすぐ5歳)がいるのですが、担当の方に伺ったところ、5歳の場合でも今日みせた映像と同じものを見せるそうです。
ステップ1:子供の情報を入力
テレビに、子供の氏名と生年月日を入力します。
ステップ2:視線の高さを合わせる
子供はテレビから1mくらい離れたところに座ります。視線の高さを、テレビと座る位置の距離で調整しました。
次女は1人で椅子に座りました(隣にママが座る)。
まだ1歳の長男は、ママが抱っこした状態でテレビを見ました。
ステップ3:テレビを見る
最初は次女、その次に長男がテレビを見ました。
我が家のように兄弟姉妹で体験する場合、通常は年齢が大きな子からテレビを見せるようです。
テレビを見る時間はそれぞれ約2分です。
「かおテレビ」の測定結果を教えてもらう
次女、長男とテレビを2分ずつみた後、担当の女性が結果を説明してくれました。
測定結果では、子供がみた画像上で視線がどのようにうごいたか、そして、どのくらいみたかを知ることができます。
次女の測定結果
- 人間への興味が強いですね
- 指差しの方向をみていますね
- (人間が喋る動画で)まず話している人の口元を見て、それから目を見ていますね
長男の測定結果
- ママ(っぽい女性)に関心が強いですね(ママと模様が同時に映された時に、ママに視線が集まっている
- 同じ年頃の赤ちゃんに興味が強い
「かおテレビ」体験で改善してほしいこと
測定の結果は、担当の女性が口頭で10分くらいかけて説明してくれます。
測定結果は口頭説明のみ
測定結果が口頭説明のみでした。
可能であれば、データでもらいたかったです。
口頭説明だと、せっかく説明してもらっても、子供と一緒に説明を聞くのでママは集中して聞くことが難しいです。
測定でわかったことをデータでEmailで送ってもらえる。あるいは、紙でよいのでプリントアウトでもらえると嬉しいです。
測定の結果をどう役立てれば良いのかわからない
測定の結果を説明してもらった限り、子供の社会性はしっかり成長しているとわかりました。
ただ、今回の測定でわかったことを、日常の子育てでどう活かせばよいのか不明でした。
「かおテレビ」体験の感想
私は「かおテレビ」の目的を、勘違いしていました。
子供が何に興味があるのか具体的にわかるかと思っていたのです。
でも、それは、私の認識不足でした。
実際に測定できたことは、「人間への関心」そして「指差しへの反応」
です。
「かおテレビ」の測定結果は、テレビのモニターに映された子供の視線の足跡から判断します。
結果を分析するのは、「かおテレビ」の担当者の方(人間)なので、担当者の方の分析スキルが結果測定には大きくかかわってくると感じました。
子供が物事をどのように見ているかを垣間見れた点。
そして、測定結果から目に見えるかたちで社会性の成長が確認できた点。
この2点が「かおテレビ」体験の収穫でした。