娘の背中に水イボを1個発見
2017の3月に、2歳の長女の背中に小さなイボを発見しました。
そのイボは、徐々に大きくなっていきました。お風呂で娘の身体を洗うたびに心配でした。
イボのできている場所が背中なので娘は全く気がついていません。
痛くも痒くもなさそうなので、しばらく放っておきました。
しかし、イボの大きさが発見時より数倍になってきたので、
発見から1ヶ月ほど経過した頃、かかりつけの皮膚科医ドクターCに診察してもらうことにしました。
ドクターCは、イボを見るなり、「水イボですね」と断言しました。
水イボ、取る?取らない?
ドクターCは、幸いにもイボの数はまだ1個なので、すぐにイボを取ることをアドバイスして下さりました。
どのようにイボを取るのか質問したところ、ピンセットでイボの芯を引っこ抜くとのこと。
もちろん痛みを伴います。
ドクターCの診察の前に、私は本やネットで水イボに関して調べて行きました。
調べた結果、分かったことの一つは、小児科医の世界では水イボに関しては
積極的な処置をしないことが主流であるということでした。
ですので、ドクターCが勧める痛みを伴う治療を娘に受けさせるべきか悩みました。
信頼するドクターCが水イボの切除を娘に勧める理由は以下の通りでした。
・水イボは増殖する。数が少ない間に切除したほうが、当人にとって負担が軽い
・これから夏を迎えプールの時期になると、水イボを他人に感染させるリスクが高まる
ドクターCは、痛みを軽減する麻酔シールを貼ってから処置すれば、痛みを軽減できると説明をしてくれました。しかし、結局、私はイボの切除はしないこととし、経過観察することにしました。
増える水イボ
切除しないことを決めてから数週間が経過した頃、2つ目の水イボが娘の左肘付近にできていることに気がつきました。それからは、脇、腹部と雪だるま式に水イボは増殖。7月に入り、保育園でプール開きを迎える頃には、娘の身体の水イボは10個にまで増えていました。
保育園のプールは入れるの?
娘の通うB保育園からプール開きに関する連絡がありました。B保育園では、昨年までは水イボに感染している子はプールに入れないことになっていました。しかし、今年からは、医師からプールに入る許可を得ていること、そして、イボを露出しないことを条件に、水イボに感染している子もプールに入れることなりました。水イボに感染している子もプールに入れると規定を変更した背景には、日本小児皮膚科学会と日本臨床皮膚科医会が作成した「プールに関する委員会見解」 に、水いぼがあらわれている場合でもプールに入ることに関しては問題ないとされていることが大きな理由とのことでした。
保育園での規定変更を受け、さっそく娘を皮膚科に連れて行き診察してもらいました。その結果、ラッシュガードなどで水イボの露出を防ぎ、そして、他の子供とのタオルや遊具の共有を回避すれば、プールに入っても問題ないと言われました。そこで、娘もプール開き初日より保育園でプールに入れることになりました。他のお友達に移すことがないよう、長袖のラッシュガードを着せています。また、保育園側にもタオルや遊具の共有がないよう配慮をしてもらっています。
水イボ、神経質になる必要はない
現在、娘の上半身には大小あわせて10個の水イボがあります。今後も増殖を続ける可能性は高いです。最初の1個を発見した時点で、ドクターCのアドバイス通りに切除すればよかったかな、と反省することもあります。しかし、最初の1個を切除しても、すでにウイルスが繁殖しており水イボが増殖する可能性はありました。また、ドクターCの診察の後、別な病院の小児科医に相談したところ、水イボは治療しなくて良いという見解を頂きました。その上で、娘に痛い思いをさせたくないという親心から、最初の1個のイボを切除しないと判断しました。
水イボは、基本的に痛み、痒みを伴いません。ですので、親の私にとって娘の水イボの大きな問題は、外観的なこと、そして、他人に移してしまう可能性があること、の2つであると考えます。前者に関しては、まだ小さい子供なので、本人は気にしていません。他の方が目にしたら気になることもあると思いますが、それは肌の露出をしなければ問題になりません。後者の他人に移してしまう可能性に関しても、前述した通り、イボが他人に直接触れる、または、他人が接触する可能性のあるものにイボが触れないようにすれば、リスクは下げられます。
今は、娘が他人に水イボを移さないように最大限に注意しながら、水イボが自然治癒してくれることを待つばかりです。私のように、子供が水イボに感染している方も多いと思います。神経質になることなく、水イボを拡散させないことに注意して、引き続き子育て楽しみましょう。