医療レーザー脱毛の失敗から学ぶ、脱毛サロンの選び方。キャンセル・返金の体験談。

医療レーザー脱毛で火傷を負いました。クリニックは当初、謝罪はおろか、返金に応じませんでした。本記事では、医療脱毛で失敗し弁護士に相談までした経験から、信頼できる脱毛サロンの選び方についてまとめました。これから脱毛を考えている方は、ぜひ記事の最後の「サロンの選び方」までお読みください。

医療レーザー脱毛で失敗された話

2015年の初夏。産後から1年が経過した頃でした。

出産で変化した体型を戻すために、水泳を始めました。ムダ毛の処理の時間短縮をさせたく、医療レーザー脱毛をすることを思い立ちました。

訪問初日の施術

ネットで検索して、ホームページから好感を持ったクリニックに電話をかけ、カウンセリングの予約をとりました。

カウンセリング当日。カウンセラーの女性と15分ほど話をした後で、全身脱毛5回コース、金額は30万円(税込み)をその場で契約し、そのまま下半身の医療脱毛の施術を受けました。

なお、契約した全身脱毛5回コースは、下半身と上半身に分けて施術するので、クリニックに通う回数は合計で10回という説明を受けました。

今思えば、本当に私はバカでした。なぜ、30万円もの契約を訪問初日に結んだのか。なぜ、部分施術を体験せずに、下半身の1回目を訪問初日にしてもらったのか?

訪問初日に契約・施術してしまったバカな理由

脱毛したい気持ちで焦っていた

全身脱毛は、サロンに複数回通う必要があり、各施術のあいだに3ヶ月ほど間隔をあける必要があります。

妊娠中は施術を受けられないことを考えると、いずれは2人目の子供を授かりたいこともあって、早く脱毛の施術を開始したいという気持ちがありました。

時間を節約したかった

安易に契約を結んでしまった理由に、忙しさもありました。

育児、家事、仕事に充実した毎日。せっかくカウンセリングに来たのだから、このまま契約と支払いをして1回目の施術を受けてしまえば時間の節約になる。

そう考えて、カウンセリング訪問したその日に、30万円もの契約を結び、下半身1回目の施術をしてもらうことにしたのでした。

施術した夜に痛みを感じる

契約当日にしてもらった施術ですが、施術中の痛みが強かったので、契約済みの残り9回(上半身5回+下半身4回)の施術を我慢できるだろうか。そんな不安を胸に帰宅しました。

夕方になると、施術をしたVライン箇所がヒリヒリ痛み出しました。皮膚の状況を確認すると、水玉模様で赤茶色に皮膚が変色しています。茶色のスタンプを無数に押した感じです。怖くなったので、クリニックに電話すると、冷やして様子を見てください。と言われました。

翌日、クリニックを訪問して診察してもらいましたが、医師は私の皮膚の様子を1秒だけチラッと見ただけで、「軟膏を無料であげるから」とだけ言って、別室へ足早に去って行きました。

まったく親身に診察してくれない医師の対応に、怒り心頭です。

他の皮膚科を受診

私が知りたかったのは、「火傷によって色素沈着した痕が消えるのか?」ということでした。

  1. 脱毛を実施していない皮膚科
  2. 脱毛を実施している皮膚科

の2つの病院を受診しました。両方の医院でも、「半年〜1年ほどで痕は薄くなりますよ」と言われました。

薄くなるだけじゃ嫌で、完全に消えて欲しいのですが。とにかく、火傷痕には時間薬が一番とのことです。

脱毛を受けたクリニックから渡された軟膏をこの2つの病院で見せたところ、「火傷初期に塗布すると効果はあるが、長期間使い続けると毛が濃くなることがある」という可能性を指摘されました。

毛が濃くなるリスクなんて、薬を処方した脱毛クリニックの(ヤブ)医者は説明してくれなかった!

脱毛の火傷痕に薬を処方された場合、その薬の副作用についても調べてくださいね。

 

解約できない、返金してもらえない

脱毛の施術を受けたクリニックを再訪し、「1回目の施術で火傷と色素沈着をしたので、怖くてもう脱毛をする気持ちはなくなりました」と伝え、契約解除と全額の返金をお願いしました。

しかし、クリニック側は、契約の際の同意書に「火傷や色素沈着することがある」との記載があり、それに同意した以上、返金はできない、と強気の態度をとりました。

 

消費者センターに相談

クリニックとの話し合いは進まないので、消費者センターに相談しました。消費者センターは無料で相談に乗ってくれます。そして、消費者センターの担当者が、クリニックに電話をしてくれた結果、クリニック側は、「契約金額から10万円を差し引いて、残りの20万円は返金する」と言ってきました。

 

弁護士に相談

私は、弁護士事務所でも相談しました。弁護士が私にしてくれたアドバイスは次の4点です。

・同意書にある、「火傷や色素沈着することがある」ことに同意したが、この同意は、公序良俗に反するから無効を主張できる。これは、殺人契約が無効と同じ論理

・裁判で勝つには、クリニック側に過失があったことを立証する必要がある。施術中に気がついた事を、記憶が新鮮な今のあいだに記録しておくのがよい

・カルテの開示を請求したほうが良い。ただし、請求のやり方に気をつける必要がある。

・慰謝料も請求できる事案だが、裁判には時間と費用がかかる。20万円の返金で10万円は諦めるのも一つの選択肢

 

全額返金は諦める

当時、1歳の長女の子育てで時間的な余裕もなく、また、子供が可愛い時期に、クリニックとの係争で嫌な思いをしたくなかったので、結局、全額返金してもらうのを諦め、30万円支払ったうちの、20万円の返金で美容クリニックと合意しました。

契約した10回(上半身5回+下半身5回)分のうち1回分しか施術してもらっていません。そして、その最初の1回で火傷を負わされたのだから、本当は全額返金して欲しかった。慰謝料も請求したかった。

なにより、火傷した原因の説明と謝罪がクリニック側から一切なかったのが悲しかったです。このクリニックからは、お金さえ払ってもらえれば、その客にもう用はない、そんな印象を受けました。

 

追記:美容医療でもクーリングオフが可能に

美容医療でもクーリングオフが可能となるようです。先日、ニュースで美容医療もクーリングオフの対象とする政令改正が閣議で決定したと報じられました。2017年12月1日以降に契約したものから適用されるとのことです。

医療レーザー脱毛をお考えの皆さま。脱毛は日焼けしやすい夏は避けたほうがよいので、この冬、クーリングオフが適用になるまで待ってみることも、検討して下さい。

安心できる脱毛サロンの選び方

私は、医療レーザー脱毛も含め、脱毛が悪いとは思っていません

20代の頃に、エステサロンで脇の脱毛に通いました。金額も良心的で、サロンの対応も素晴らしかったです。脱毛を完了後は、脇の処理が楽になったので、脱毛をして本当に良かったと思っていました。

エステサロンでの脱毛でも、医療機関での脱毛でも、良心的で適切な施術してくれる場所をしっかりと見つけて下さい。私のような経験をすることなく、脱毛で美しくなってほしいと願っています。

脱毛サロンの選びの4つのポイント

私は、エステでも、医療でも、全身脱毛を検討している方には次のことをお勧めします。

    1. 最初に訪問した時に契約はしない
    2. 体験での部分施術を試してから契約する
    3. 最初の訪問時に働いているカウンセラー、スタッフ、美容クリニックであれば看護師や医師の対応をよくチェックする
    4. 契約の時は、返金についての項目を確認する

 

銀座カラーは無条件で3ヶ月間の全額返金保障付き

特に、最後の「返金制度」はしっかりチェックしてください。脱毛専門店の銀座カラーの全身脱毛は無条件で3ヶ月間の全額返金保障が付いています。

これから脱毛を考えている方は、まずは脱毛専門店の銀座カラー
の無料カウンセリングに行って、サロンの雰囲気を実際に確かめてみてくださいね。