夙川さくら保育園が人気。西宮市の認可保育所の定員と申込み状況を分析

申込み書類を書いている写真

西宮市の認可保育所について、各保育所の来年(平成30年)の定員と申込み数が発表されました。発表された数字をもとに、申込者数が多い保育園や、逆に定員割れしている保育園について分析してみました。

集計表をもとに分析

参考にしたのは、西宮市が2017年11月17日に発表した、「平成30年4月1日新規入所可能数集計表」です。この表には、各施設の来年度の定員、そして、発表時点での申込者数が記載されています。

ここでの申込者数は、第一希望に限らず、すべての申込者数です。西宮市は、申込みできる保育施設の数に上限がないので、通わせたい施設を好きなだけ記入できます。

この集計表を利用して、0歳から3歳児クラスまでについて分析しました。

申込者数ランキング

申込者数が多い保育所をランキング形式にしました。年齢ごとに分けてあります。

0歳児クラス

順位

施設名

申込者数

定員

1

夙川さくら保育園

76

6

2

安井保育園

64

12

3

新甲東保育園

63

12

 

1歳児クラス

順位

施設名

申込者数

定員

1

夙川さくら保育園

130

6

2

安井保育園

113

7

3

一麦保育園

107

10

 

2歳児クラス

順位

施設名

申込者数

定員

1

一麦保育園

43

10

2

新甲東保育園

40

5

3

西北夢保育園

38

0

 

3歳児クラス

順位

施設名

申込者数

定員

1

夙川さくら保育園

77

2

2

安井保育園

68

0

3

西宮市YMCA保育園

48

3

 

ランキングからわかること

夙川さくら保育園が人気

0歳児、1歳児、3歳児クラスは、夙川さくら保育園が申込者数で1位を独占しています。続く2位は、安井保育園です。

夙川さくら保育園も安井保育園も経営している法人は同じです。「社会福祉法人 甲山福祉センター」が経営しています。

夙川さくら保育園は、もともとは安井保育園の分園でしたが、2016年4月より本園化されました。施設も2016年に竣工されたばかりなので、新しくてきれいです。

 

2歳児は、瓦木地区が激戦

申込者数ランキングの2歳児クラスを見ると、1位が一麦保育園で、3位が西北夢保育園です。両方とも瓦木 地区の保育園です。

夙川さくら保育園(本庁地区)の2歳児クラスの申込者数は34人でランキング漏れしています。

瓦木地区の特徴として2歳児クラスの申込者数が相対的に多い施設があるということが言えます。

 

3歳児の入園は厳しい

3歳児クラスの傾向としては、申込者数は多いにもかかわらず、定員が少ないことです。

夙川さくら保育園の3歳児クラスの定員は2名です。これに対して、希望を出している申込者数の数は77名。絶望的ですね。

そもそも、空きがない(定員0名)保育園が3歳児クラスは8園あります。

加えて、3歳児クラスの入所は地域型保育事業所を卒園した児童が有利ということもポイントです。2歳児まで通える地域型保育所を卒園した児童は、3歳児クラスの申込みの際に卒園ポイントが与えられます。

このため、地域型保育所を卒園していない3歳さんは、3歳児クラスに入園は不利です。

一方で、3歳児クラスで、現段階で定員割れしている保育園が2園あります。幼保連携型認定こども園 やまよしKids garden(定員15名/申込数11名)と高須東保育所(定員8名/申込数6名)。

やまよしKids gardenは、見学に行ったことがあります。山に囲まれた環境で、自然の中で伸び伸びさせたい方には、うってつけの保育所です。見学に行った際に、「スペース的にはまだまだ園児を増やせるが、保育士さんが見つからないので定員をなかなか増やせない」との話でした。

 

希望施設の変更は平成29年11月30日まで

申し込んだ希望施設の変更が平成29年11月30日(木)17時30分まで可能です。

変更は、オンラインか、または市役所保育入所課の窓口で手続きすることが可能です。

今回の集計表を見て、「希望した保育所の定員が0名だった」なんていう方。行かせても良いけど希望を出さなかった保育所がある場合、変更可能期間内に追加しておきましょうね。

 

まとめ

希望施設の変更ができるため、最終的な申込者数は変動します。また、繰り返しますが、この集計表の申込者数は、第一希望に限らず、すべての申込者です。希望の園の申込者数が多くても、望みを捨てないでね。お子さんに適した保育園に入れると良いですね!