土日や祝日は、子供とずーっと一緒です。大変なのが、食事作り。朝ごはんを作って食べさせると、すぐさま昼ごはんの準備。ごはん作りの合間に、家事、子供の遊び相手もしなくちゃいけないし。とにかく、子供の食事づくりは負担でした。そこで、メニューの基本スタイルを「一汁一菜」に決めたところ、食事の用意が楽になりました。
これまで、料理の基本は「一汁三菜」と思い込んでいました。主食に、汁物に、おかずを3品作るべきだと。
でもね、子供を1日中みている時、おかず3品つくる時間はありません。
そこで、「一汁一菜」の発想です。おかずは1品。その分、お味噌汁を具沢山にする、で良いのだ!
長女は3歳を過ぎた頃から、味噌汁ストライキを起こしております。味噌汁を飲まないのです。2歳くらいまでは、「ぷーぷ(スープのこと)、ぷーぷ」と言って、喜んで飲んでいたのに。
最近気がついたのですが、ママがスプーンで食べさせてあげると、味噌汁の具を食べてくれるのです。甘えてますね。
できるだけ自分で食べるように促しますが、味噌汁の具だけは、野菜たっぷりで栄養価が高いので、ママが食べさせることにして、「一汁一菜」で長女の食事バランスもOKです。
お次は、1歳の次女。味噌汁の具を取り出してお皿に乗せると、手づかみでモグモグ食べてくれます。一緒に、小さめのオニギリも与えます。こうすると、こちらも手づかみで食べてくれるので、ママが楽をできます。
味噌汁のポイントは出汁ですね。出汁をしっかりとると、味噌の量が少なくても美味しいのです。時間に余裕があるときに、昆布と鰹ぶしで出汁を2〜3回分とると、時間の節約になりますよ。
忙しい時は、煮出すだけの出汁パックを利用しましょう。
気になる、「一汁一菜」に対する夫の反応です。これまでより副菜の量が減りました。このことに対して、特に不平、不満、文句は出ておりません。
夫の場合は、仕事の都合で夕食の時間が遅くなりがちです。健康面、ダイエットの面から考えても、一汁一菜になって、実は喜んでいるかも。
仕事から疲れて帰ってきて、ホッと温まるスープがあると嬉しいですよね。味噌汁だけは、手抜きせずに作りましょう。
子供の食事づくりを楽にしたくて始めた「一汁一菜」に思わぬ嬉しい副次的産物が。
それは、食費が下がったということです。「一汁一菜」にしてから、毎月の食費が30%減となりました。
「一汁三菜」の考え方に囚われていた頃は、副菜をきちんと作れないと、「今日は、おかずが少なかった」と罪悪感を感じてしまっていました。
これが、「一汁一菜でよし」と決めたところ、同じ食事メニューでも、
- 子供のために食事をつくってあげれた
- 野菜たっぷりの味噌汁がつくれた
となり、食事づくりのストレスから解放されました。
料理研究家の土井善晴さんは「一汁一菜で良いという提案」という本を書かれています。土井さんは、インタビューにおいて、次のように話されています。
子どもが大人になるまでの大切な時期は、手作りの食事と関わることがとても重要。お料理を作ってもらったという経験が「安心」となって積み重なっていく。
ママ、パパ、子育て中の皆様。「一汁一菜」で、子供への食事作りを楽に続けましょう。