妊娠中もテニスを継続。妊婦の運動と安全に対する日米の考え方の違い。

妊娠8ヶ月に入りました。妊娠前から続けているテニスを、相変わらず週2回のペースで継続中です。この話をすると、「妊婦がテニスなんて」と顔を曇らせる方も多いです。でも、アメリカでは妊婦の運動に対する考え方は、日本とちょっと違います。

米国の「妊婦も運動OK」という考え方

Live Scienceという情報サイトで、「妊娠中のテニスは安全なのか?」という興味深い記事を見つけました。内容を紹介します。

妊娠中の運動のメリット

記事によれば、アメリカの産科婦人科学会(American Congress of Obstetricians and Gynecologists、通称ACOG)は、リスクのない妊婦であれば、ほとんどの種類の運動をすることができるという考えです。

妊娠中の運動のメリットは沢山あります。例えば、

  • 腰痛の改善
  • 肺機能の強化
  • 体重コントロール

妊婦にオススメできない運動

ACOGの考え方では、「妊婦さんも、ほとんどのスポーツがオーケー」。ただし、次のようなスポーツは妊娠中は控えたほうがよいと記事には書かれています。

  1. 転倒の危険があるスポーツ
    例)スキー 乗馬 サーフィング オフロードの自転車
  2. 腹部に衝撃を受ける可能性のあるスポーツ
    例)アイスホッケー、ボクシング、サッカー、バスケットボール

加えて、妊婦さんが運動する場合は、次のことに注意することが喚起されています。

  • 水分補給をしっかりすること
    妊娠していると通常よりも水分不足になりやすいです。そのため、こまめな水分補給をこころがけることが大切。
  • 自分の体調に耳をすませること
  • 担当医に許可をもらうこと
    どんなスポーツであれ、開始する前に担当のドクターに許可をもらいましょう。(めっちゃ重要です)

日本は妊婦の運動制限しすぎ?

日本だと、妊婦さんがする運動は、ヨガやスイミング、またはマタニティビクスというように、「マタニティ」がつくものばかり。

妊娠前から運動を定期的にしていた私にとっては、運動量の面で物足りないのが正直な気持ちです。

産休中にジムに通おうと考え、スポーツジムを探したところ、スポーツクラブによっては妊娠中は入会できない(施設を利用できない)ところがあって驚きました。

妊婦はジムのマシーン(エアロバイク)を使うのすらダメなんてさ!

日本はアメリカと比べて、妊婦の運動を心配しすぎな感じがするのは私だけでしょうか。

日本の産婦人科医は妊婦の運動、どう考えている?

私は3人の子供を日本で出産しました。

アメリカ人のママと話していると、アメリカに比べて日本は妊婦の運動に対して否定的だと実感します。

ただ、日本国内であっても、産婦人科の先生によって意見は異なります。

妊婦の運動に否定的な産婦人科医のケース

例えば、第一子を妊娠した時、通っていた産科医の先生に

「趣味で続けているランニングを妊娠中もしても良いですか?」

と質問したところ、

「妊娠中にできるわけないでしょ」

と一蹴されました。

妊婦の運動に肯定的な産婦人科医のケース

一方で、日本国内の産婦人科医の中にも、適度な運動は大丈夫という見解を出しているケースがあります。

例えば、愛知県産婦人科医会の公式ホームページの、「よい赤ちゃんを産むために」の項目では、以下のように記載されています。

妊婦にとって適度な運動とは、無理なく自然に行える範囲のものと言えるでしょう。妊娠前の生活で日常的に行っていたものであれば、エアロビクス、水泳、テニスも可能です。(中略)妊娠の初期(4週~12週)は流産が起こりやすいので激しい動きのあるスポーツはひかえた方が良いかと思います。

参照URL:http://www.aichiog.com/html/yoiakachan.html#5

妊娠中にテニスはできるのか?

プロ・テニスプレーヤーのセレナ・ウィリアムスさんが妊娠中にテニスをされていたことで話題になりました。

セレナ・ウィリアムスさんのような超一流のアスリートは別として、一般の妊婦にとってテニスはしてオーケーなのか?

私が第一子を妊娠中にお世話になっていた産婦人科医の見解に従うならば、妊娠中はテニスはNGです。

愛知県産婦人科医会の見解に従うなら、「妊娠初期でなく、かつ、妊娠前から日常的にテニスを行っていたのであれば、妊娠中もテニスは可能」ということになります。

上述したアメリカのLife Scienceの記事では、妊婦がテニスをする安全性に関して、オハイオ州立大学メディカルセンターで産科医を務めるJonathan Schaffir氏の意見が紹介されています。

Schaffir氏の考えでは、妊娠初期の場合は、テニスを自分にとって慣れている程度で行えば、そして妊婦が運動する際の一般的な注意事項を守れば、通常の妊婦にとってテニスは良い運動とのことです。

Schaffir氏は、妊娠後期になると、体の変化でテニスをするのが難しくなり(例:お腹が大きくなって転びやすい)、危険性が高まるので、テニスはnot advisable (オススメしない)という見解です。

妊娠中のテニスの是非に関しては、国によって、そして医師によって見解が異なります。

妊娠後期、そろそろテニスは中断かな

私は、冒頭で述べたように妊娠してからもテニスを継続してきました。

無理なボールはとらないように気をつけてきたので、特になんの問題もなく普通に練習できました。

上述したアメリカの記事は、お腹が大きくなってバランスが取りにくくなる妊娠後期の運動に注意を喚起しています。

私も、妊娠8ヶ月に入り、最近はお腹が大きくなってきたので、そろそろ中止のタイミングですね。

第二子の妊娠の時は、早産のリスクがあったので、運動はもちろんNGでした。今回の第三子の妊娠は、妊娠8ヶ月まで運動でリフレッシュできたので、第二子のときと比べてストレスが少なかったです。

以上、妊娠中の運動に関する話でした。

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兵庫県西宮市に在住する30代女性です。子育て・インバウンド、英語に関するテーマを中心に情報発信しています。詳しいプロフィールは画面上部の「サイト運営者」をお読みください。