大人になってから始めたテニス。マナーについては、「こんなこともしらいないの?」と、練習やゲームの中で恥をかきながら成長してきました。読者のみなさんを赤っ恥から守るべく、私がこの1年で学んだマナー、常識をまとめるよ。
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セカンド・ボールは左ポケットに
サーブの時にボールは2つ持ちます。右利きのあなた、2つ目のボールは左ポケットの中に入れていますか?
右利きの場合、サーブのときにボールは左手でトスします。だから、左ポケットに入れておけば、セカンド・サーブがスムーズなのです。
この、「セカンド・ボールは左ポケット」という常識。私は、テニスを始めて1年もの間、知りませんでした。
サーブの時に、右ポケットからボールを出して、左手へボールを持ちかえる。右手はラケットを持っているから、ボールを落としたりして、あたふた。テニス歴が長い人から見れば、「あの人、なにやってんだ」でしょうね。穴があったら、入りたい。
セカンド・ボールは左ポケット。言われて見れば、確かに理にかなっています。
でも、言われないと気がつかないんだよー。
フォルトしたボールはネットにかける
あなたは、サーブを受ける側(レシーバー)です。1球目のサーブがフォルトだった場合、フォルトしたボールは、自分のコート側のネットにかけておきましょう。
初心者でありがちなのが、「まだ、15−0でゲームは続くから、ボールはサーバーに返しておこう」と考えて、フォルトした1球目のボールを、セカンド・サーブ前にサーバーに向けて返球してしまう。ダメ、ダメ、ダメよ。
なぜダメなのか?
理由は、セカンド・サーブの前に、1球目のボールをサーバーに返球すると、サーバーのリズムを邪魔してしまうからです。
ただし。
1球目が、レット(ネットに当たって相手のサービスコート内に落ちる)の場合は、もういちどファースト・サーブからのやり直しのため、1球目のボールをサーバーに返却しましょう。
送球は遠くのボールから
サーバーにボールを返す時は、遠くのボールからサーバーに送球するのがマナーです。
なぜ、遠くのボールなのか?
これについては、理由は教えてもらっていません。なので、理由を自分なりに考えてみます。
遠くのボールのほうが送球に時間がかかります。時間がかかる方から、お先にどうぞ。という紳士・淑女のメンタリティーからのマナーでは?と推測しています。
プレー中の隣コートに入らない
隣のコートがプレー中の時に、コート内に入ってはいけません。
自分たちが使っていたボールが隣コートにはいってしまった時。
隣コートを横切って移動したい時。
「コートの端っこを通れば相手のプレーの邪魔にならないだろう」と考えて、コートを横切ってはダメです。
プレの妨害になりますし、なにより危険です。
プレーが途切れた時に、相手の許可をもらってコートを横切る、ボールを取りに行くようにしましょう。
ジャッジするのは自分のコート
草テニスのほとんどは、セルフ・ジャッジ方式です。セルフ・ジャッジは自分のコートのジャッジをします。
相手が自分よりテニス歴が浅かったりすると、親切心からか相手のコートのジャッジまでしてしまう人、いませんか?
セルフ・ジャッジするのは自分のコートですので、お忘れなく!
大人には指摘しずらい
私がテニスを始めたのは30歳を過ぎてからです。
子供の頃からスクールに通っていたり、学生の頃にテニスをしていたりすれば、テニスのマナーや常識は、先生や先輩が教えてくれると思います。
大人になってから始めると、基本的なマナーや常識を指摘してくれる人が少ないのです。
本来であれば、テニス・スクールのコーチにしっかりと教えて欲しいところです。でも、初心者クラスのように、「まずはラリーがつながるようになりましょう」レベルのクラスだと、テニスのゲームに関するマナーについては、指導してもらえる機会ってありませんからね。
テニスの技術的なことやルールに関しては、本を読んだり、コーチに指導してもらえても、マナーや常識については、周囲を観察して知る。もしくは、自分の間違いを指摘されて覚えることが多いです。
70代、80代になっても、テニスをバリバリと楽しんでいる方がたくさんいます。30代で始めても、健康であれば半世紀ちかくテニスを続けられるということ。マナーをしっかりと身につけて、長く続けたいものです。