やっぱり膀胱炎だった。病院の尿検査で見逃されて地獄の4日間でした。

レボフロキサシンの写真

【この記事のサマリー】膀胱炎のような症状が出たので泌尿器科を受診したところ、尿検査の結果は膀胱炎ではないと診断されました。処方された漢方薬を飲んでも症状は一向に改善せず、4日後に再び尿検査をしてもらったところ、膀胱炎でした。ああ、この4日間が辛かったのの、なんの。

日曜日に膀胱炎。ドラッグストアの薬でしのぐ

11月の寒い朝。

トイレに行った直後(3秒後)に、またトイレに行きたくなる。この残尿感は、、、

膀胱炎になったかも?

運悪く、その日は日曜日でした。クリニックはどこも休みです。総合病院に行くほどの感じではない。

最寄りのドラッグストアに行き、膀胱炎っぽい症状に効く薬があるか相談してみると、、、

ありました!

腎仙散(じんせんさん)という薬です。

腎仙散の写真
ドラックストアで買えた腎仙散

味は、めっちゃ苦いです。良薬口に苦しという言事が頭に浮かびます。飲んだら尿意がちょっとおさまった。これで月曜日までなんとか持ち越せそうです。

膀胱炎になったら尿をたくさんだして、菌を体外に排出するのが大切。この日は、水分を頑張ってたくさん飲みました。はやく病院へ行きたい。

膀胱炎の疑いで泌尿器科を受診する

月曜日の朝一番に病院へ向かいました。何を思ったのか、のりちゃんママ、かかりつけの内科のクリニックへ行きました。

受付の人:「膀胱炎なら泌尿器科を受診されたほうが良いかと。。。。」

ものすごい偶然なのですが、そのクリニックと同じビルに泌尿器科のクリニックが入っていたのです。その足で泌尿器科クリニックへ行きました。

中間の尿を採取

朝一番ということもあり、患者は私のみ。受付を済ませ、問診票に記入すると、さっそく採尿です。

受付の人:「できるだけ中間の尿を採取してください」

尿意を我慢するのが精一杯の私に、中間の尿を取れとは。

中間の尿ってことは、いっかい出したら尿を止めなきゃいけないですよね。なんたる難問を突きつけるのか。

ここ一番で力を発揮し、無事に中間尿を取れました。

医師の診察

男性のドクターです。わたしと同じく、分厚いメガネをかけておられて、近親感がわきました。

もう絶対に膀胱炎だから。はやく抗生物質を。はやる私に意外な言葉が。。。

ドクター:「うーん。探しても、菌が見当たらないんだよね。膀胱炎じゃないですね」

99パーセント膀胱炎だと思ったのですが。思い当たるふしも色々あるし。

ドクター:「むしろ綺麗な尿ですよ。冷えたんですかね。症状は良くなりますから心配なさらずに。漢方薬だしときます。水分をたくさんとって、尿は我慢しないでくださいね」

処方されたのは、猪苓湯(チョレイトウ)というツムラの漢方薬です。

チョレイトウの写真
処方された漢方、チョレイトウ

過活動膀胱(OAB)と思い込む

膀胱炎じゃなかったんだー。

この残尿感、ムズムズ感に漢方薬とは、なんとも頼りない。

でも、ドクターは膀胱炎じゃないって言ってたし。よくなるって言ってたし。

不安を胸に日常生活に戻ります。

腰回りをホッカイロで暖め、猪苓湯を飲んでもですね、膀胱炎っぽい症状がまったく治らないんですよー!

排尿して3秒後にトイレに行きたくなるって、不便なことこの上なし。

このままじゃ、旅行にも行けないのではないか。

ドラッグストアに子供のオムツを買いに行ったついでに、大人用のオムツを下調べしました。

薄型のパンツタイプが売られているのを見て、安心しました。最悪、これをはいて遠出しようと。

大人用オムツを調べるのと並行して、残尿感の原因もネットで調べました。

そこで行き当たったのが、「過活動膀胱(OAB)」という症状です。

過活動膀胱は「急に我慢できないような尿意が起こる」「トイレが近い」「急にトイレに行きたくなり、我慢ができず尿が漏れてしまうことがある」などの症状を示す病気です。

排尿トラブル改善.com

膀胱炎じゃないなら、私の症状は過活動膀胱に違いない。

過活動膀胱には膀胱訓練(短い時間から尿意を我慢する)というのがあります。

自分が過活動膀胱だと思い込んだ私は、膀胱訓練を勝手に行いました。

再度、泌尿器科を受診したら膀胱炎だった

泌尿器科を受診してから3日後(症状が発症してから4日後)、改めて泌尿器科を受診しました。

前回処方された漢方より、もっと強い薬が欲しいとドクターに懇願しに。

中間尿を採取し、診察です。

ドクター:「膀胱炎でした。前回と同じ人の尿とは思えないほどです。想定外ですね~」

やっぱり、膀胱炎だったんかー(涙)

前回の採尿ではタイミングが悪く尿から炎症反応がでなかったそうです。

ドクターの話では、稀に今回のようなことがあるそうです。

この2、3日、自分かってに過活動膀胱と思い込んで膀胱訓練していたのは、火に油をそそぐ結果となりました。自分勝手に判断してはいけないですね。

膀胱炎に抗生物質が効果を発するまでの時間

今回はレボフロキサシン錠500mという抗生物質を5日分処方してもらいました。

レボフロキサシンの写真
抗生物質が処方された。心強し。

レボフロキサシン錠500mは1日に1回の服用です。

過去に膀胱炎で処方された薬は、1日に2回とか3回にわけて飲んでいました。

1日1回で効果あるの?と不思議だったのですが、静岡県薬剤師会のホームページでこんな回答をみて納得しました。

レボフロキサシンは100mgの錠剤で、1日200~300mgを2~3回に分けて服用するのが日本では一般的でした。しかし、一度に高用量を使う方が効果的であり安全性も確認され、1日1回の服用に、500mgの錠剤が登場しました。

静岡県薬剤師会のホームページ

抗生物質が膀胱炎の症状に効果を発するまでの時間ですが、私の場合は、最初の1錠を飲んで4時間後くらいにムズムズ感が緩和されました。

2日目の朝にまた1錠飲みました。この段階では、もう普段とほとんど変りない感じです。

ただ、抗生物質は処方された分を飲みきることが大切。その後も忘れずに決められた用法で飲み切りました。