妊娠後期(28週)に入り、体重が60kgの大台に乗ってしまいました。私の身長は161cmです。妊娠中の体重増加を止めるために糖質ダイエットを実施しました。
糖質ダイエットで体重はどうなったか?
まずは、私の母子手帳の体重が記載されているページを公開します。
妊娠30週で体重が62kgまで増えてしまいました。そこから糖質制限ダイエットを始めたところ、出産までの2ヶ月間は体重増加を止めることができました。
この記事では、妊娠後期の体重コントロールのために私が実施した糖質制限ダイエットの方法を記載します。
ダイエット中の妊婦検診のデータからお腹の中の赤ちゃんの体重の変化もまとめました。
当記事はあくまで個人の体験談で、糖質制限ダイエットを推奨する記事ではありません。ダイエットする際は、かかりつけ医師に相談してからにしてください。
この記事の見出し
妊娠中に糖質制限ダイエットを始めた理由
妊娠してから、体重の増加が止まりませんでした。
歩いているときに「左右の太ももの内側がすれて気持ち悪い」という体験を人生で初めて経験し、これはヤバイ、と冷や汗が出ました。
妊娠後期(週数でいうと28週)には、体重が60kgの大台に乗ってしまいました。
妊娠中に太り過ぎると、弊害はたくさんあります。例えば、
- 産道(赤ちゃんが産まれてくる時に通る道)に余計な脂肪がついて難産になる
- 妊娠高血圧症候群のリスクが高まる
- 無痛分娩の場合は太り過ぎるとお腹が丸めにくくなって腰からの注射がしずらい(注:無痛分娩セミナーで医師から聞いた話です。詳細は、「無痛(和痛)分娩セミナーで学ぶ麻酔のデメリット」の記事にまとめました)
などなど。
私が妊娠中に必要以上に太った理由の1つは、主食(ご飯、パン、麺類)や間食から糖質を摂取し過ぎていたためです。
妊娠中の体重増加を食い止めるために、糖質制限ダイエットを期間限定で試すことにしました。
妊娠中の糖質制限ダイエットの目標を決める
ダイエットをはじめるにあたり、どの程度の体重増加を目指すか目標を設定することにしました。
私は母子手帳を参考に目標を決めました。母子手帳には、妊娠中にどのくらいの体重増加が望ましいか記載されているのです。
体格が「ふつう」に該当する私の場合、妊娠中期から後期の1週間あたりの推奨体重増加量は0.3〜0.5kgと書いてあります。
この記載に従い、1週間で0.3kgの体重増加を目指すことにしました。
この時期の妊婦検診は2週間後にありました。そこで、2週間後の妊婦検診では体重増加を0.6kgに抑えることが目標です。
妊娠中に実行した糖質制限ダイエットの内容
糖質制限ダイエット関連の本やウェブサイトから情報収集した結果、次の3つのルールを決めました。
- 朝食・夕食は炭水化物を少なくする
- 週3回は30分以上の有酸素運動をする
- 貧血にならないよう、鉄分が豊富なおかずを食べる
朝食・夕食は炭水化物を少なくする
朝食・夕食は主食(炭水化物)を抜くことにしました。これまで食べていた白米、パン、麺類としばしのお別れです。
炭水化物は糖質が多く含まれているので、朝・夕と主食を抜くことで1日の糖質摂取量が大きく下がります。
同時に、糖質が高い野菜(根菜類やトウモロコシ)や果物(バナナ)も極力たべないようにしました。
糖質制限ダイエットをしている期間に、東北地方の実家から高級サクランボ(佐藤錦)が大量に送られてきました。
サクランボは糖質が高いので3粒だけ食べ、あとは子供と夫、そしてご近所におすそ分け。
それでも残ったので冷凍保存しました。
主食を朝・夕と食べない分、主菜・副菜を充実させて、摂取カロリーが不足しないように細心の注意を払いました。
糖質が少ないアボガドは3日に1回くらいの頻度でランチメニューにとりいれて食べました。
間食(おやつ)は食べるものの質にこだりました。これまでのようにスナック菓子や果物を食べるのではなく、豆乳、納豆、豆腐といった豆製品を小腹が減ったときに口にしました。
なお、昼食は主食も食べました。ただ、食べる順番に気をつけました。主菜・副菜から食べ始めて、最後に、ご飯(茶碗1杯)またはトースト1枚などを食べるようにしました。
週3回の有酸素運動
食事制限に加えて、運動も実施。個人的な感想として、マタニティ・ヨガやマタニティ・ビクス等、「マタニティ」とつくクラスで指導される運動は運動量の面で物足りないので、スポーツ・ジムに通うことにしました。
ジムでは、
- 25分 バイクを軽くこぐ
- 30分 プールで(なるべく)必死に泳ぐ
の両方を毎回実施しました。
作戦としては、バイクをこいで脂肪が燃えやすい状態にしてから水泳をしました。
バイクを先に軽くこいでおくと、泳ぐときの呼吸も楽になります。
鉄分が豊富なおかずを作る
糖質制限ダイエットは、糖質を減らすダイエットで、鉄分が減るダイエットではありません。
ただ、妊娠後期は、体内の血液量が増える分、貧血になりやすい時期。
運動量を増やしたので、なおさら貧血予防対策が必要と考えました。そこで、栄養バランスをしっかり考えました。
例えば、普段は滅多に作らない、ニラレバ炒め(牛のレバーを使用)を作りましたよ。
妊娠後期なのに体重が減った!
食事で糖質を控えることに加え、有酸素運動をとりいれた効果は、意外に早くあわられました。
6月7日の妊婦健診:体重62.0kg
6月21日の妊婦健診:体重61.9kg
体重が0.1kg減っていました! 妊娠が判明してからこれまで増加の一途だった体重が、始めて減少しました。
目標である「2週間での体重増加600g以内」は余裕でクリアです。
私は今回で3回目の出産です。だからわかるのですが、妊娠後期はとにかく太りやすいのです。「空気を吸うだけで太る」気がします。
そんな太りやすい妊娠後期に、100gとはいえ体重が減るとは、糖質制限ダイエットの効果を実感しました。
糖質制限ダイエットの赤ちゃんへの影響
妊娠中の体重が減って嬉しい反面、気になるのは、お腹の中の胎児に影響はないのか?ということです。
妊婦検診では、お腹の中の赤ちゃんの推定体重も毎回チェックします。
推定胎児体重はEFW(Estimated Fetal Weight)と呼ばれ、赤ちゃんの頭の大きさ、太ももの骨の長さなどから計算されます。
腹部エコーで見たときに計測するので、実際の体重とは多少の誤差はあるので「推定」体重なんですね。
毎回の妊婦検診でこのEFWを確認することで、胎児の成長の経過を知ることができます。
【実際の推定胎児体重データ】
上の写真は、私の赤ちゃんの推定胎児体重のグラフです。
写真の黄色丸が2週間前(糖質ダイエット開始前)の赤ちゃんの推定体重で、1,400gでした。
今回(糖質ダイエットをして2週間後)の推定体重は、赤丸でマークしてあるところで、2,094gでした。
糖質制限ダイエットをしていた2週間で、赤ちゃんの推定体重は600g増えています。順調な増加です。安心しました。
赤ちゃんの推定体重は600g増加、私の体重は100g減少しました。高たんぱく質の食生活に、適度な運動をしていたので、筋肉は減っていないと思うのです。ということは、単純に考えて、700gの脂肪が燃えた、はずです。
妊娠期間の糖質制限ダイエットの是非
私は、糖質制限ダイエットを期間限定でしてみて、もしも赤ちゃんの体重増加や胎動に異変があった場合は、ダイエットを2週間で中止するつもりでした。
私の健康状態は妊娠期間を通じて絶好の状態。その上、データ上でも糖質制限をしても赤ちゃんはすくすく成長していました。
私の場合、「糖質制限」というのは、糖質を摂らないのではなく、これまでより摂取する糖質の量を減らし、その分、たんぱく質や鉄分が豊富な食材を増やした、ので健康状態が良くなったと思われます。
この「糖質控えめ生活」は、引き続き続けようと思っています。
注意していただきたいのは、ネットで調べると、「妊娠期間の糖質制限はやめたほうが良い」という専門家の意見も見られます。
自己流の糖質制限にはリスクがあります。特に、大切な赤ちゃんを育む妊娠期、運動・食事の面で妊娠期間にダイエットを始める前には、どんなダイエット法であれ、かかりつけの医師に相談してからにしてくださいね!!!
出産当日と出産直後の体重は、、、
出産当日まで有酸素運動と糖質控えめな生活を続けた結果、体重は出産日当時まで62kgをキープできました。
気になる赤ちゃんを出産した直後の体重は、、、
57kgでした。
出産しても約5kgしか減らないのが現実です。くぅぅぅ。
妊娠中に葉酸だけはサプリで飲んでいました
私はサプリメントがもともと苦手です。栄養は食事から摂取したいタイプです。
ただ、妊娠中に限っては医師から葉酸をサプリメントで摂取するように指導されたので、葉酸サプリを飲んでいました。
エーエフシーの葉酸サプリは、厚生労働省推奨のモノグルタミン酸型の葉酸を使用しています。さらに、葉酸に加えてカルシウム、鉄、ビタミンといった大切な栄養素が一緒に摂取できます。
送料無料で1ヶ月分が1,800円とお得です。まだ理想的な葉酸サプリメントに出会えていない妊娠中の方は試してみてはいかがでしょうか。
その後の写真公開。産後48kgまで痩せました
妊娠中は60kgの大台にのった私。第三子を出産後2年経過した頃には48kgまでに戻すことができました。
体型の変化の写真を公開している記事がありますので、よろしければ読んでみてくださいね。
筋肉を減らさず、体脂肪を減らすように頑張っております。今年はオーシャンスイム(海を泳ぐ)の大会に初参加予定です。
無事に完泳したら、また記事にさせて頂きますよー。