第3回ゼロ会議に参加してきました。子育て中のママ・パパを見守るための知識をがっつり学んできましたよ。会議では、子育て世代が利用できるお得で役に立つ制度の調べ方や、ロックバンドのワタナベフラワーのライブ演奏があり、堅苦しいものでは全然なかったです。
この記事の見出し
ゼロ会議って、なんやねん?
ゼロ会議は、
一般市民のわたしたちが、子育てで「いっぱいいっぱい」になっている親を見守ることで虐待防止をしよう、という民間主体の活動です。
親を見守るための具体的な方法として、ゼロ会議では「きくでアクション」(あとで詳細をかきます)を推進しています。
ゼロ会議の目標は、2021年の大阪での児童虐待死をゼロにすることです。
ちなみに大阪府の児童虐待による死亡児童数は年間7人(平成29年)で全国ワースト1です。
大阪?
ということは、他の都道府県は関係ない、わけではないです!
大阪府民じゃない私がゼロ会議に参加した理由
ゼロ会議は大阪府民にかぎらず、どなたでも参加できます。
私は兵庫県西宮市に住んでいます。
3人の子どもを育てる母として、子どもと同じ年頃の子どもが虐待で亡くなる報道を知るにつけ心が痛みました。
自分にできることって何かないか?
育児や仕事で忙しいから、大したことはできないけど。
そんな思いを持っているときに、ゼロ会議の存在を知り参加を決めました。
ゼロ会議の「きくでアクション」
ゼロ会議は、虐待をしてしまう親を私たちの「きくでアクション」で見守って、虐待死を防ぐことを推進しています。
「きくでアクション」は3つのステップから構成されています。
聞く
育児で「いっぱい、いっぱい」になっている親の話を聞くこと。
重要なのは、相手の話を「聞く」ことです。
否定・説教はNGです。
「私の時はね~」と、聞かれてもいないのに自分の経験談を話さない。
話を聞くときに使える言葉は、
よく頑張ったね。
よく言ってくれたね。
などがあります。
解決法を探す
ゼロ会議オフィシャルサイトに、相談できる窓口が地域別(大阪府)に掲載されています。
付き添う
一緒に電話する
一緒に相談窓口に行く
というように、付き添うことまでが「きくでアクション」です。
ベスト育児制度表彰式
第3回ゼロ会議では、ベスト育児制度表彰式が行われました。
式では5団体が表彰されました。このブログでは、のりちゃんママ的に印象的だった受賞者をピックアップするでー。
まるかつ無料食堂(奈良市)
奈良市のトンカツ屋さん「まるかつ本店」は、
どうしてもお金がないときにお子さんにおいしいものを食べさせてあげたいときは、こそっと店長に伝えてください
まるかつ本店のブログ引用
という、まるかつ無料食堂の取り組みをされています。
開始以来、のべ270人の方に無料で食事を提供したそうです。
店長さんはスピーチの中で、「困ったときはお互いさま」と話されていました。
この店長さん、身長は高いし、料理も出来て素敵すぎ。
あかし里親100%プロジェクト
あ、あ、あの明石市の泉房穂前市長が登壇!
明石市が実施している「あかし里親100%プロジェクト」がベスト育児制度表彰式を受賞しました。
明石市長はテレビで大々的に報道された問題で引責辞任したけれど、みごとに再選しましたよね。市民から支持されているってコトだよなー。
明石市長の授賞式でのスピーチを聞いて感じたのは、
子育て政策への心意気が本気!
ということ。
ゼロ会議で渡されたパンフレット一式の中に「広報あかし」が(二部も)入っていたので、帰宅してから読んでみました。
西宮市ラブな私ですが、明石市での子育てサポート制度を知るにつけ、
明石市で子育てしたーい、という浮気心が出てしまいました。
だって、明石市は
- 第2子以降の保育料の完全無料化
- 子供の公共施設の入場無料化
をしているんです!
泉房穂前市長の話では、市区町村は一般的には予算の1割を子育て政策にあてているのが一般的だけれど、明石市は予算の2割を子育て政策に当てているそうです。
その結果、明石市では、人口6年連続増、赤ちゃんの出生が3年連続増、という目に見える成果につながっているとの話。
そして税収も増えて、財源も増えており、子育て政策に力を入れた結果、市政の良いサイクルがうまれていると語られていました。
ゼロ会議のシメは、ワタナベフラワーのライブ演奏
ゼロ会議の最後には、ロックバンドのワタナベフラワーが登壇です。
ゼロ会議公式ソング「ゼロになる」を熱唱してくれました。
最後の歌詞、
悲しいニュースは いつか ゼロになる
児童虐待で亡くなる子どもがゼロになるために、フツーの私だからできることがあります。
きくでアクションを身近なところでしていくで~。
ゼロ会議、次回は2019年11月21日
民間だからこそできる虐待防止策、それがゼロ会議です。
次回、第4回のゼロ会議は2019年11月21日(木)に阿倍野区民センターで開催されます。
経験、年齢問わず、どなたでも参加できますよ。