先月、5歳の男の子がドラム式洗濯機の中に閉じ込められ亡くなったという悲しい事故が報道されました。
3歳と1歳の子供がいる我が家。使っているのはドラム式洗濯機です。チャイルドロックをかけなきゃ、かけなきゃ、と思っていながら、設定することなく本日まで使用していました。猛省です。
遅まきながら、チャイルドロックを設定
本日、遅まきながら、チャイルドロックを設定しました。設定と言っても、とても簡単なのです。我が家で使っている製品の場合は、ドラム式洗濯機の蓋に「赤い爪」が購入時から付いています。この「赤い爪」を先の尖ったもの(私はボールペンを利用)で取り除くだけです。
この「赤い爪」を取り外すと、洗濯が終わってドアを開けると、チャイルドロックがかかった状態になります。ロックがかかっているため、ドアが完全には閉まりません。ドアが完全に閉まるようにするには、ロック部分を上に持ち上げて解除する必要があります。
今使っているドラム式洗濯機を購入したのは1年半前です。ドラム式洗濯機はドアが低い位置にあるため、子供が入り込んでしまう危険性があることは購入前から知っていました。
ロックの設定を今までしなかった理由
理由1:子供はまだ小さいから大丈夫と思っていました。
ドラム式洗濯機を購入した当時、上の子は2歳で、下の子はまだお腹の中。2歳の長女は、怖がりな性格なので、「洗濯機に入ることは当面ないだろう」とどこかタカをくくっていたような気がします。
洗濯機を購入後、ほどなくして誕生した下の子。生まれたばかりの頃は当たり前ですが歩けません。当然、自分から洗濯機に入り込むなんてできません。
でも、子供はあっという間に成長します。
理由2:正直、「赤い爪」をとるのがめんどくさかった。
我が家の洗濯機の場合、チャイルドロックを設定するには「赤い爪」を外す必要がありました。外すには、先のとがった道具が必要な事もあり、外すのが、正直なところ面倒だったのです。
後回しにされがちな、洗濯機の対策
赤ちゃんが家族にやってくる時。室内の安全面を考える親は多いと思います。例えば、階段の入り口。赤ちゃんが階段から転げ落ちないように、階段の入り口にドアを設置する家庭は多いですよね。
それから、床マット。赤ちゃんが転んで怪我をしないように、床に敷き詰めるパズル型のクッションがあります。このクッションを、乳幼児専門店で大量買いしている人をよく見かけます。
階段や床と比べて、洗濯機の危険性は見落とされやすいと思うんです。または、危険性を認識していても、対応を後回しにされがちではないでしょうか。恥ずかしながら、私がそうでした。
しかし、考えてみると、もしも事故が起こった場合、重大な結果になるのは階段・床での転落・転倒よりも、洗濯機の事故だと思うのです。
自宅にお子さんがいて、ドラム式洗濯機を使用されているご家庭の皆さん。今すぐ、チャイルドロックが設定されているか確認しましょう。
ドラム式ではない縦型の洗濯機も、子供が洗濯機の中に落ちてしまう危険性はあります。縦型の洗濯機を使用されている方も、洗濯機の中に水を貯めておかない、子供が蓋を開けられないようにするといった対策をしっかりしましょうね。
子供に洗濯機の危険性を教えよう
帰省した実家や友達の家で洗濯機の事故にあうリスクもあります。子供には、小さい時から洗濯機の危険性について教えておきましょう。
我が家では、「洗濯機の中にはいるとイタイ、イタイするから、絶対に入っちゃダメだよ」と3歳と1歳の子供に教えました。
3歳の子供は、ちゃんと理解してくれました。洗濯機は脱衣所にあるのですが、お風呂に入る準備をするたびに、「はいっちゃダメだよ、いれるのは洋服だけだよ」と3歳の姉が1歳の妹に教えています。見ていて、とても心強いです。さすがはお姉ちゃん。
子供は心が素直なので、教えたことはちゃんと吸収してくれます。「小さい子供だから、話してもわからない」という考えは、間違っています。
信号は青になってから渡る。
熱いものには触らない。
と同じレベルで、洗濯機の中には入らない、ということを子供に教えることが、子供を洗濯機の事故から守るために必要なことだと思います。