子供3人(3才、5才、6才)と一緒に、北海道でアニマル・グランピングを体験してきました。
動物と一緒に快適なテントで寝泊まりできる。というのが当初の期待でした。
実際に行ってみると、予期せぬ事態に遭遇し、楽しい思い出がたくさんできましたよ。
行った場所は札幌市にある「ノースサファリサッポロ」です。
旅行にあたり、
- パパは、BBQとキャンプがしたい
- 子供は、動物をみたい
- ママは、楽(らく)をしたい。
3者の意見がまるごと叶いそうだったのが、ノースサファリのアニマル・グランピングでした。
ノースサファリには複数の種類のテントがあります。私たちが予約したのは、ドーム型のテント。
ドーム・テントはこの上なく快適でした。
テントのイメージって、
翌日寝違える。
隣の騒音が聞こえる。
虫がはいってくる。
というネガティブなものばかりでしたが、そんな概念が吹っ飛ぶのが、こちらのドーム・テント。
なにせ、冷暖房完備だし、大きめの冷蔵庫はあるし、ベッドも、ソファーもあるんです。もちろん、電源もあるので、携帯のチャージもできる。
さらに、ドームの一部が透明ビニルでできているので、ドームの室内から外の自然を眺めることができます。ああ、グラマラス。
ドーム・テントの横にはバーベキュー・スペース、ハンモック、キェンプファイヤー用の薪があって、これらもすべてプライベート使用です。
ドーム・テントに備わっていなかった(他の宿泊客と共用)のは、トイレと水場です。
まずトイレ。
キャンプ場に共用トイレがありました。一見すると、建築現場にあるような仮設トイレです。このトイレ、なんとバイオ・トイレでした。便器の蓋を開けると、中に土のようなものが入っており、見た目的にはギョギョッとします。
ただ、匂いは、ほぼ無臭でした。
用をたしたら、「運転」ボタンを押します。トイレットペーパーも分解してくれます。
我が家の5才の娘は、最初はバイオ・トイレを使用するのを拒否して尿意を我慢していましたが、結局は我慢できずバイオ・トイレを使用していました。
自分の排泄物がまた土に還る。素晴らしい体験学習だわ。
トイレは私たちのテントから徒歩で数十メートル離れていました。子供を歩いて連れて行くのが、ちょっと面倒でしたね。
ドーム・テントには水道がありません。食器を洗ったり、コーヒーを入れるたりするには、こちらもテントから数十メートルの場所(野外)にある水道を利用しました。
夫が楽しみにしていたバーベキュー。
バーベキュー・セット(スペシャルメニュー)を大人3人前注文しました。
中身は、
- 野菜
- ソーセージ
- 鶏肉
- 牛肉
- 魚介類(エビ・ホタテ)
個人的には、エビが特に美味しかったです。殻もまるごと頂きましたよ。
バーベキュー・セットには炭水化物系が含まれていないので、必要な方は追加で米を注文する必要がありました。
朝食はホットサンドセットを5人分を注文しました。内容は、
- 食パン(2枚)
- とろけるチーズベーコン(1パック)
- 夕張メロンゼリー
- フルーツジュース(紙パック)
食パンも厚めでした。我が家の子供はパンが大好きなので5人前を注文しましたが、4人前で良かったな。子供が残した分はママの私が頂きましたよ。こうやって、余計な脂肪が体に蓄えられてしまう。
ホットサンド・メーカーは同時に二人分焼けるタイプだったので、5人家族の私たちには助かりました。一人分しか焼けないタイプだと、時間がかかって朝から疲れるんだよね。
アニマル・グランピングのメイン・アクティビティ。それは、動物と一緒にテントで一夜を過ごせるということ!
どの動物と過ごすか事前に希望を出すことになっていて、我が家は家族会議の結果、
第一希望:ワラビー
第二希望:ミーアキャット
第三希望:うさぎ
で希望をだしていました。
勝手に第一希望が通ると期待していたのですが、当日のチェックインの時に、「第二希望のミーアキャットをご用意しています」と言われました。
後で詳述する理由で、第一希望のワラビーでなくて本当に良かったと胸をなでおろすことになるのですが。
午後3時にチェックインして、動物は午後5時くらいにスタッフさんがドームテントまで持ってきてくださいました。
名前は「すずちゃん」。今年生まれた、ミーアキャットの赤ちゃんです。
スタッフさんから、ミーアキャットと一夜をともにするにあたっての注意事項が説明がありました。阻止、動物になにかあったときの誓約書にサイン。
ミーアキャットのことは基本的にはケージにいれておくのですが、ケージから出して抱っこしたいときは、ドーム・テントの入り口のドアは必ず閉めておくように。テントの外に脱出すると、野生動物に食べられてしまう危険性があるからです。
すずちゃん。
糞とおしっこの量が半端ないです!
1時間おきくらいにするので、そのたびに掃除。まだオムツがとれていない息子(3才)の世話で大変なのに、これは、4番目の子供を養子にもらったようなものです。
スタッフさんに聞くと、ワラビーの糞の量はミーアキャットの比ではないとのことで、第一希望のワラビーじゃなくてよかったと、心のそこから思いました。
ケージの中に手をいれて糞を処理しようとすると、ミーアキャットがケージから逃げようとしたり、手に飛びかかってきたりします。
私は動物が苦手なので、糞の掃除はすべて夫が担当してくれました。
フカフカの動物と一緒にベッドで眠りたい(ハート)。なんて甘い夢を見ていましたが、現実はトイレのお世話で終始。動物を飼うということは、それなりの覚悟が必要ということですな。
ペットショップで可愛い犬や猫を見ても、甘っちょろい考えで購入はできませんね。
でも、やっぱり、動物は可愛いです。日中はキーキー鳴いていたのですが、夜は布団にくるまって静かに寝ていました。見ていると心が和みます。
グランピングができる場所はたくさんあれど、アニマル体験できるのは、ノースサファリサッポロならでは。スタッフさん、ありがとうございました。