独学で保育士資格を目指す。実技試験合格に向け準備を開始。

勉強のイメージ写真

保育士試験の筆記試験が終わって2週間が経過しました。筆記試験の合否が判明するのは1ヶ月も先のことですが、先手必勝。実技試験の準備をボチボチ開始することにしました。

実技試験の科目、なにを選ぶ?

実技試験では、音楽・造形・言語の3つから2つの科目を選択します。私は、受験申し込みの時点で、音楽と言語を選択しました。

実技試験の科目選択にあたっては、自分の特性・過去の経験を踏まえたほうが断然有利ですよね。私も30代、それなりの人生経験があります。

音楽を選んだ理由は、6歳の頃から8年間ピアノを習っていたからです。

言語を選んだ理由は、20代の頃に通訳ガイドという訪日外国人の観光案内の仕事をしていたので、人前で話すことに抵抗がないためです。

言語の課題については、平成30年保育士試験 受験申請の手引き[前期用]には

3歳児クラスの子どもに「3分間のお話」をすることを想定し、下記の1~4のお話のうち一つを選択し、 子どもが集中して聴けるようなお話を行う。

とあります。

私の長女はちょうど3歳です。お話をしてあげれば、

  • 長女が喜ぶ
  • 試験の練習になる

の、まさに一石二鳥。

ちなみに、選ばなかった科目の造形ですが、私、絵を描くのも好きなのです。社会人になってから、芸術大学のデザイン学部に通っていたくらいですから。2年で退学しましたが

ただ、音楽・言語の試験と違って、造形の試験は出題の内容が試験当日まで分からないのです。自分の得意分野を考慮し、そして、事前準備ができる方が有利と考え、実技試験の科目は音楽と言語を選びました。

 

絵本を借りに図書館へ

保育士資格を目指した理由は、「子育てに役立つ」と考えたからでした。

仕事のために資格を取りたい場合は資格スクールに通ったと思います。私の場合は、子育ての延長で資格を取りたいので、できるだけお金をかけずに合格を目指しています。

筆記試験はテキストを2冊購入したのみ。教材の出費は4000円だけでした。

そして、今日から始めた実技試験の準備。まずは、図書館で言語の試験に向けて絵本を借りてきました。

言語の課題では、次の4つからお話を選びます。

  1. 「おむすびころりん」(日本の昔話)
  2. 「3びきのこぶた」(イギリスの昔話)
  3. 「3びきのやぎのがらがらどん」(ノルウェーの昔話)
  4. 「てぶくろ」(ウクライナ民話)

現状では、1.「おむすびころりん」を選ぶ予定です。

図書館で「おむすびころりん」の絵本を3冊読み比べました。そこで気がついたのです。この話、絵本によっては語尾が昔ばなし風すぎる、ということに。

「〜だったとさ」
「〜なんじゃと」

だとか。

3歳の子供に通じないし、話している私も違和感を感じます。

改めて、平成30年保育士試験 受験申請の手引き[前期用]を見てみます。言語試験における求められる力には、

保育士として必要な
・基本的な声の出し方
・表現上の技術
・幼児に対する話し方

ができること

とあります。

幼児に対する話し方として、あまりに古風な言葉づかいは適切ではありません。

実技試験向けの良い教材を発見!

3冊借りた中では、子どもが眠るまえに読んであげたい 365のみじかいお話という本に収録されている「おむすびころりん」が試験に使えそうでした。

この本には、「おむすびころりん」の他にも、「3びきのこぶた」と「3びきのやぎのがらがらどん」も収録されています。

どのお話も5分以内で読めるように短く編集されており、言葉遣いも子供にとってわかり易い文章です。アマゾンで口コミを見てみると、

・短いストーリーで子供が聴いてくれる
・名作ぞろい

等、高評価が多いです。迷うことなくアマゾンで購入しました。

この本に収録されているテキストを自分で3分間バージョンに作り変えるぞー。

 

子供に読み聞かせた反応

図書館で本を借りてきたその日。早速、娘に読み聞かせをしてみました。まずは、文章は「おむすびころりん」の絵本にあるテキストをそのまま読んで聞かせました。

いつもなら、
「本読んでー」
と娘からのリクエストによって本を読みます。

今日は、珍しくママの方から「本読むよー」と誘います。長女に加え、1歳の次女もおまけでついてきました。

 

お話を開始から1分経過。次女は、話の内容についていけなかったのか、途中で「アンパンマン」というう言葉を残して、その場を立ち去りました。

お話を開始から2分経過。話は、ネズミが「ぺったん、ぺったん」と餅をつく現場へじいさんが辿り着くシーン、まさに佳境です。

しかし、長女は折り紙をいじり出したー!

言語表現での課題は、「子どもが集中して聴けるようなお話を行う」です。現実は厳しい。子供は正直。面白くないと感じれば、すぐさま他のことへ興味が移ります。

実際の試験では採点するのは(我慢づよい)大人です。子供が3分間集中して聴いてくれるレベルになれば、合格間違いなし!

 

 

早めに実技試験の準備をしよう

有名な資格スクールの四谷学院から、保育士資格向け教材のダイレクトメールが我が家に届きました。その中に、「実技試験の課題対策は1ヶ月あれば間に合います」と書かれていました。

実際、第一関門の筆記試験の合否が判明してから実技試験の準備を開始する受験者も多いと思います。

気をつけなければいけないのは、筆記試験の結果(6月上旬に通知予定)が届いてから実技試験(7月1日に実施)の準備を始めると、準備期間は1ヶ月未満になってしまうということです。

私の場合、筆記試験の自己採点の結果は、資格スクールの解答速報でも見解が統一されていない、社会福祉の問3次第です。

 

【関連記事】不適切問題か?真の解答を探る。平成30年保育士試験を受けてきた。

 

筆記試験の合否は結果が送付されてくるまではっきりしません。でも、実技試験の準備は、子供に絵本を読み聞かせたり、ピアノを弾いてあげたりすること。

もしも、筆記試験で不合格だったとしても、「子供と一緒に楽しい時間を過ごせたなぁ」で終わるでしょう。決して時間の無駄にはなりません。実技試験の準備、楽しいですよ。