プリスクールの園長先生と話す機会がありました。先生いわく、プリスクールの卒園生の多くは地域の小学校へ進みます。そうすると、プリスクール時代ではペラペラだった英語を忘れてしまうそうです。忘れないようにするためにはどうしたら良いのでしょうか。
アフタースクールについて
小学生や中学生を対象にした、アフタースクールというものがあります。プリスクールの卒園生の親御さんには、子供が英語を忘れないように、このアフタースクールに通わせる方が多いそうです。
アフタースクールでの実態はどうなのか。アフタースクールで教師を務める方によると、先生が見ていないところでは日本語で会話する子供も多いそうです。先生が近づいてくると、英語で話す。わはは。この切り替えの早さ、将来が楽しみです。
英語が話すのが好きな子供であれば、アフタースクールも楽しいと思います。
でも、私は自分の子供には、小学校・中学校時代は友達との遊びや、好きなこと(スポーツ・アート)に集中してほしいので、アフタースクールに子供を通わせることは考えていません。
子供が好きな遊びに英語をまぜる
せっかく未就学期に身についた英語力。忘れさせないためには、どうすれば良いか。
子供をみていて感じるのですが、幼少の頃から英語に触れている子供は、自然に英語が出たり、日本語が出たりします。
そこでです。
自分の子供の遊びで取り入れているのが、外国製のボードゲームやカードゲームです。
家族や友達と英語も混ぜながら遊んでいます。これを小学校に入ってからも、子供がゲーム遊びに興味がある限りは続けようかなと。こうすることで、英語を自然な形でキープできるのではないかなと。
使っているゲームはHABA社のものが多いです。2歳から大人まで楽しめるような知育おもちゃ・ゲームが沢山あります。木製ものが多く、飾ればインテリアにもなる素敵なデザインです。
3歳の娘と遊んでいるのは、これ。
サイコロを振って、出た動物をワニの背中に乗せていくゲームです。
順番でサイコロを振るのですが、自然と英語が子供の口から出てきます。
“It`s your turn.”
(あなたの順番だよ)
“I made it!”
(できたよ)
日頃の会話でも使える英語のフレーズが、子供の口からゲーム中に自然と出てきます。
「英語を話してね」とか「日本語は使っちゃダメ」とは言いません。ゲームを楽しむことが優先。大人の私も、英語だったり、日本語だったり。自由にゲームを楽しみます。
大切なのは、コミュニケーション。伝えること。そもそも、使う言葉を強制するって、おかしいですよね。
もう少し子供が大きくなれば、協力型のボードゲームや割り算・掛け算が必要なゲームを子供と一緒に遊べるようになるので、楽しみです。
これまで、ゲームで子供と遊んだことがない方は、夙川にある、おもちゃひろば「Toys’ Campus」で、海外のボードゲームに触れてみるのも1つの案です。
沢山のボードゲームが置いてありますよ。有料ですが、1時間くらい遊べば、子供がゲームを好きか判断できると思います。ゲームを購入しても、子供が遊ばなかったらもったいないですから。
私の英語歴
私は、初めて英語の教育を受けたのは、中学1年生での授業でした。中学1年で、A,B,C,と習ったのですから、自分の子供と比べるとスタートは遅いですね。
大学在学中に、1年間、香港へ交換留学しました。大学の授業は英語で行われるのですが、先生の話についていけずに、苦労しました。
留学後に、通訳案内士という資格を取って、20代は訪日外国人の観光案内の仕事をしていました。
私は、子供の頃から、数学や物理よりも国語や英語が好きだったので、英語を勉強したのは本当に自然な流れです。
私の両親は、全く英語を話せないし、子供への英語教育もしていません。両親とも「外国人って怖い、苦手」という考えですからね。
子供には「好き」を追求してほしい
テクノロジーの進歩で、翻訳機はどんどん進化しています。
「英語が話せると将来有利」という考えから子供に英語を習わせているご家庭も多いですが、この考え方は今後は薄れていきそうな気がします。
一番良くないこと。それは、子供に語学を強制して、もしも子供がその言語が苦手な場合、
「自分はできない」
と、不必要な英語教育で劣等感を子供に持たせてしまうことが、一番良くないと思います。
子供に語学を強制しない。それよりも、子供が楽しいこと、子供が好きなことを、気がすむまでしてほしいと思います。スポーツでも、音楽でも、アートでも。
最後に
この記事のテーマに話を戻します。
子供が楽しんですることのなかに、英語をちょっと加える。これを小学校入学以後も続ければ、未就学期に覚えた英語もキープできる。ひょっとすれば、上達するのではないか。というわけで、今は、子供が好きなゲーム遊びに英語をちょこっと取り入れています。
うちの子は、まだ3歳です。今はまだ実践の準備段階。この実践が、続くのか。効果があるのか。道半ばですが、子供が好きなことをするのを邪魔しないように、それだけは気をつけようと思います。