バースプランの提出。書き方と記入例を、過去の出産経験を生かして紹介。

妊娠34週、のりちゃんママです。第3子の出産です。産院から「そろそろバースプランを提出してください」と言われました。今日は、私のバースプランの内容・書き方を大公開します。一般的な項目はもちろん、産後のベビーをお湯で洗うタイミング、へその緒カットのタイミングなど、第3子だからこそ書くちょっと特殊な内容も盛り込んであります。

バースプランの一般的な項目

入院から分娩前に傍にいて欲しい人

陣痛が始まってから、赤ちゃんが産まれてくるまでの時間は誰と過ごしたいか、希望を書きます。
特に初産婦さんの場合は、赤ちゃんが降りてくるまでに時間がかかるのが一般的です。私の場合は、1人目のときに15時間かかりました。

この長丁場を誰と過ごしたいか、希望を書きます。

  • 例1)夫にいて欲しい
  • 例2)誰にも一緒にいてほしくない。途中で夫が必要になったら夫を呼んで欲しい
  • 例3)義母には来てほしくない。

例3のように、「いてほしくない人(だけど来そうな人)」について記入するのも、個人的にはアリかと。

立会い分娩の希望の有無

陣痛に耐えて、子宮口が10cm近くまで開大したら、いよいよ分娩の時期です。

陣痛に耐えている時間には夫や子供に傍にいて欲しい人でも、実際に力んで産む分娩の瞬間は「ママ1人で頑張るから、立会い不要」という方もいますよね。

ですので、上記の陣痛期と分娩期で分けて記入すると良いです。

緊急時の連絡先

もしも緊急の事態が発生した場合に、病院側がお産の経過や状況を誰に説明したら良いか、代表者を決めておきましょう。

基本的には、夫や実家が対象となると思います。

代表者の氏名・続柄・連絡先(携帯がベスト)を書いておきましょう。念のため、第一希望と第二希望の2人を指名すると安心です。

会陰切開について

会陰切開については、「必要なければしない」というのが最近の病院の傾向だと私は感じています。

でも、病院によっては、当たり前のように会陰切開するところもあるかもしれませんね。

私は、1人目の時も、2人目の時も、「会陰切開はできるだけしないで欲しいい」とバースプランに記入しました。

立会い人による臍の緒カット

病院によっては、母児の状態が良好な場合、出産に立ち会った人に臍の緒をカットさせてくれます。

もしも、旦那さんが「へその緒をカットしたい」場合は、希望をだしても良いですね。

カンガルーケアの希望の有無

カンガルーケアとは、分娩後すぐにママの胸の上で赤ちゃんを抱っこし、哺乳させたり、触れ合ったりしながら、しばらくの間一緒に過ごすケア方法です。

私は、第一子の時にはカンガルーケアの希望を出しました。母子が早期に触れ合うことで、愛着形成につながる、という話を本で読んだからです。第一子ということで、気合いが入っており、子供によって良さそうなことは、全部しようと思っていたのです。

ただ、近年はカンガルーケア中の事故も問題になっています。カンガルーケアを希望する方は、病院とよく相談して決めましょうね。

母子同室の希望の有無

産後の話になりますが、母子同室を希望するかどうかもバースプランに記入しましょう。

病院は「基本姿勢」というものを持っていて、私が第一子を出産した病院は「母子同室が基本」でした。一方、第二子を出産した病院は「(特に最初の2日間は)母子別室が基本」でした。

原則としては病院の基本姿勢に沿うことになると思うのですが、もしもママの強い希望があるのなら、病院の基本姿勢に沿わない希望を相談してみるのもアリです。

赤ちゃんの栄養について

こちらも産後の話です。

母乳にするかミルクにするか。または、混合か。実際は、産後の母乳の出によって決めることが多いです。

完全母乳を希望していても、母乳がでなくてミルクを追加する、というのはよくあるパターン。私がそうでした。

バースプランの段階では、あまり神経質にならずに次の4つのなかから選んで希望を伝えておけば十分です。

  • 完全母乳
  • 母乳が出たら母乳
  • 混合
  • 完全ミルク

ちょっと特殊なリクエスト

以上は、バースプランに記入する内容でポピュラーなものでした。

ここからは、第三子目を出産する私がバースプランに書くことを検討している、ちょっと特殊なリクエストです。

産湯は4日目からを希望

1人目を出産した病院では、赤ちゃんをお湯で洗うのは生後4日目だったのです。

その理由は、生まれたばかりの赤ちゃんについている胎脂は赤ちゃんの皮膚を保護する役目があり、お湯で洗ってしまうと胎脂がとれてしまうため、でした。

この胎脂の話。2人目を出産した時にはすっかり忘れていました。2人目の産院では、ベビーは産まれてすぐにお湯で洗われました。

それでですね。

1人目の方が、2人目より肌が強いんです。これって、産後にすぐに洗わなかったことと因果関係はあるのかな、どうかは証明できません。

でも、現実として胎脂をしばらく放置しておいた1人目のほうが肌が強いので、今回の第三子の出産において、病院に「産湯は4日目からを希望」とリクエストしてみる予定です。

臍の緒カットの3分説

日本では、赤ちゃん生まれると、へその緒はすぐに切ります。

しかし、最近の調査では、へその緒を切るのをたった3分待つだけで、赤ちゃんの血液中の鉄分値が良好になり、赤ちゃんがより健康になるという研究結果があるそうです。

へその緒をすぐに切らないと、黄疸になりやすりと言われているので、病院側が認めてくれない可能性もあります。

「へその緒のカット、3分まってもらえますか?」とバースプランを利用して相談してみる予定です。

希望は必ず通るわけではない

バースプランでは、ママが望む出産のあり方を記入します。

しかし、これはあくまで希望です。お産の経過や病院の方針によって、希望が通らないこともあります。

例えば、上述したとおり、私は1人目の時も、2人目の時も、「会陰切開はできるだけしないで欲しいい」とバースプランに記入しました。

実際のお産の時はどうっだったかというと、

1人目(自然分娩):会陰切開なし
2人目(無痛分娩):会陰切開あり

でした。

2人目の時は、無痛分娩を選択したので、最後の力む段階でうまく力めなかったのです。赤ちゃんの心拍が下がってきて、はやく出さなければいけなくなったので、会陰切開をしました。

出産は母子の安全が最優先。それを確保するためには、バースプラン上の希望が通らないことはあるもの。

ですので、バースプランを書く時は、「できれば、こうありたいなー」という、しなやかな気持ちで書くと良いと思います。

まとめ

理想の出産の形は、人それぞれです。どんなお産にしたいか、旦那さんともよく話し合って、お産のイメージを膨らませましょう。