ワンオペ育児とは、家族の特定の1人に仕事・育児・家事の負担が集中している状態です。私も平日はワンオペ育児が基本です。妊娠8ヶ月の大きなお腹で、1歳と3歳の子供を育てています。猫の手でも借りたい状況で、少しでもワンオペ育児が楽になるポイントに気がつきました。
子供にお手伝いを任せよう
「ワンオペ育児が辛い」とお嘆きのアナタ。もしかして、なんでもかんでも1人で頑張っていませんか?
実は、すぐ身近に強力な助っ人がいるのをご存知でしょうか。それは何を隠そう、子供です。
私が子供に夕食を食べさせている時の話です。
下の子(1歳半)がコップの中の水を飲み干し、「おかわり」と騒ぎ始めました。
イヤイヤ期に入っている次女は機嫌が悪く、食べ物を投げ散らかして、その片付けに追われる私。
私に見かねたのか、上の子(3歳)が椅子を降りて、キッチンにあるウォーター・サーバーまで行ってコップに水を注ぎに行ったのです。
家事・育児は小さなことの集まり
たかが「水をつぐ」ことです。されど、です。些細なことと思ってはいけません。家事や育児は「ちょっとしたこと」が膨大にあつまって成り立っています。
小さなことでも、どんどん子供が自分でする、お手伝いするように「まかせる」ことで、家事や育児は急速に楽になります。
パートナーの手伝いを得ることができない「ワンオペ育児」中の人こそ、積極的に子供にお手伝いをしてもらうことをお勧めします。
子供にさせると、最初のうちは失敗をするので、余計に大変。だから大人がやってしまう。という人もいると思います。
私がそうでした。
先ほどのお水の話でいうと、長女はウォター・サーバから水を出す時に、こぼしてしまうことがあります。だから、いつもは「ママがやるから、座っててて」と言ってしまっていました。
しかし、子供の成長は早いです。数回失敗すれば、あとはもう上手にできるようになるのです。
職場でも任せることは大切
もっと、もっとお手伝いを子供頼めばよかったんだ。
そう気がつきました。
ふと思ったのですが、これってパートナーに対しても言えるなと。
「夫が料理をすると味が濃くなるから、自分でする」
「夫が選択を干すと、シワを伸ばしてくれないから、自分でする」
こんな風に思って、すべて自分で家事をしてしまっていると、ママはいつまでたっても楽になれません。
私が外資系企業で働いていた時に、よく耳にした英単語に「delegation (デリゲーション)」という言葉があります。
これは、仕事の権限を「誰かに任せる」という意味です。
仕事を1人でたくさん抱えている人に対して、「部下にもっとデリゲーションしたほうがよいよ」と、こんな感じで使います。
デリゲーションが下手な人は職場での評価も低いです。自分だけが忙しいので、機嫌が悪い。そして仕事をまかせないから部下も成長しないですから。
1歳でもできることはアル!
上の子が手伝ってくれたときは、大げさに褒めるようにしています。
なんでもお姉ちゃんを観察している下の子にも「お手伝い欲」が芽生えてきました。
まだ1歳半ですが、できることが意外にあるんです。
たとえば汚した服を自分で洗濯カゴまで入れて戻ってくるとか、です。
子供にとっては「自分のことは自分でする」という自立心が成長し、ママも楽になる。
子供にお手伝いしてもらうって、良いことずくめです。
まとめ
「家のコト」と書いて家事です。ファミリーの中の誰か1人に負担が集中するのは間違っています。小さいなことから少しずつ、家事の分担を子供、パートナーと広げることで、ワンオペ育児がどんどん楽になりますよ。