子育て中の悩みの中に、子供の食べ物の好き嫌いが多い、というのがあります。
我が家の長女(4歳)も以前は偏食が強烈でした。食べるのは米かパンのみ。
ところがです。最近になって野菜も魚も肉も何でも食べるようになりました。どうして子供の好き嫌いが治ったのか、理由は単純でした。
長女の偏食が強くなってきたのは、3歳の誕生日を過ぎた頃からでした。
野菜も食べない。
肉も食べない。
口に入れるのは、ご飯やパンといった炭水化物のみ。せっかく栄養バランスを考えて赤・緑・黄の食材で作っても、残しまくる。
ママとしては子供の栄養バランスが心配になりつつも、食べてもらえないので食事作りに気合が入らず。
「デキる」ママには、子供が食べない食材を細かく刻んで子供が好きなメニューに混ぜ込んで食べさせる、ってなことをされている方もいます。脱帽です。素晴らしい。
私は、面倒くさがり屋なので、そんな芸当はできません。偏食していても、長女は風邪も滅多にひかないし、身長・体重も成長曲線に従って順調に成長していたので、気にせずに放置していました。
食べ物の好き嫌いを放置すること、約1年(長っ!)。長女が何でも食べるようになりました。
きっかけは、
「好き嫌いなく食べると、髪の毛が早く伸びるよー」
と娘にいったこと。この一言が効いたみたいです。長女はシンデレラやアナをいったプリンセスに憧れています。
今年の夏は猛暑だったので、長女の了承を得たうえで髪型を剛力彩芽さんくらいに短くしました。
いまの娘の目標は、髪の毛をプリンセスのように長く伸ばすこと。食べると髪が伸びると聞いたら、偏食していたのが嘘のように、野菜も肉・魚類もパクパクの娘。唯一食べないのは、ナスだけです。
保育園に勤務する栄養士さんから聞いたところによると、子供の好き嫌いは9割近くが「雰囲気」に起因するということでした。
偏食が強かった時も、友達と一緒に食べるときは残さず食べていたんですよね。あるいは、外でピクニックするときは普段なら残すはずの物も食べたり。
長女が炭水化物しか食べなかった時。保育園での給食は完食しているようだから、自宅では食事が多少は偏っていても気にしませんでした。
偏食は健康に良くないから。
食事を残したらもったいないから。
確かに、バランス良く食べてくれるのが一番良いのですが、どうしても食べないなら無理強いしなくてよかったなと思っています。
長女の例をみて思ったのですが、物事の理解がつく頃になったら、
「足が速くなるよ」
「身長がのびるよ」
と、理由をつけることで偏食が改善することもあるかもしれないですね。
先ほどの栄養士さんの話に戻りますが、食卓は楽しくが一番だそうです。
もしも子供の好き嫌いが多くても、子供の年齢が上がると、ちょっとしたことで一気に改善することもあるよ、という話でした。