もうすぐ産後1年を迎えます。出産直後は、些細な事でイライラしていました。怒りは身近な人に向きます。私の場合、夫や子供。自分にとって一番大切な人を怒ってしまう。
怒った後は、1人で罪悪感を感じ落ち込む。怒っては、落ち込み。怒っては、落ち込み。この繰り返しで産後1年が経過。気がつけば、最近怒ってない!おかげで夫婦関係も母子関係も良好です。自分の心も、羽のように軽いです。あのイライラ期はなんだったのか。1年を振り返り、産後のイライラ期を検証します。
この記事の見出し
自分ではコントロールできなかった、産後のイライラ
1日のスタートの朝。昨晩の夕食の食器が放置されている。
「なんで、食器洗ってないの!」
と夫に怒りを一発。
今度は、朝食中に長女がコップの水をこぼす。
「何やってるの。誰が片づけると思ってるの」
長女はまだ2歳です。ヒドイ言い方してたなー。
産後は、普段なら怒らない事に怒っていました。
特に、産後3ヶ月から6ヶ月頃がイライラ期のピークでした。
思い返すだけで情けない、恥ずかしい。
産後のイライラの原因
心に余裕がない
同じ事柄に対しても、怒る時と起こらない時があります。
例えば、子供がコップの水をこぼした時。
自分の心に余裕がない時は、前述したように「何やってるの!」と怒ってしまいます。
心に余裕がある時は、
「わー、元気だね。一緒に片付けようね」
と優しいママでいられる。この違い!
怒る時と起こらない時の差は何か?それは、心の余裕があるか無いかです。
産後は、寝不足や慣れない育児で忙しいので、常に余裕がない状態です。
余裕がないと、些細な事で怒ってしまいます。
ホルモンバランスの乱れ
妊娠・出産・産後の一連の経過の中で、女性のホルモンバランスは大きく変動します。
エストロゲンと呼ばれるホルモンは自律神経を整える役目があります。
このエストロゲン、妊娠中に増え、出産後に一気に減少します。
ホルモンバランスの大きな変動で、産後は感情のコントロールが難しいのです。
ホルモンのコントロールは自力では無理です。
悪いのはホルモンバランス。怒りっぽい自分を責めるのはやめましょう。
怒りは身近な人に向く
怒りは、一番身近な人に向いてしまいます。
夫が仕事に行った後で、朝から夫に嫌な気持ちにさせてしまったな。と罪悪感を感じていました。その日に、夫の帰宅が遅いと、帰宅するのが嫌になってしまったのではないか、と不安にもなりました。
子供を怒ってしまった時も同じです。幼い子供を怒ってしまった。発育に悪影響だったらどうしよう。心に傷が残ったらどうしよう。罪のない子供を怒ってしまい、反省するのですが、また何かあると怒ってしまうのです。
イライラ期を乗り越える術
ママが産後に怒りっぽくなってしまうのは事実。
でも、怒りの対象になるのは、身近な夫や子供。
怒ってばかりで、取り返しのつかない事態を防ぐために、
次の4点に気をつけましょう。
産後の状態を身近な人に説明しておく
言い訳を先に伝えてお来ましょう。産後のイライラは、ホルモンバランスの変動もあり、自分ではコントロールができない面もあります。ホルモンバランスの乱れで、イライラしやすくてごめんね。と家族に伝えておく。子供は小さいから、話しても分からない、と考えるのは間違いです。子供こそ、話すと理解してくれます。
自分の時間を確保する
ホルモンバランスはコントロールできません。でも、心の余裕は、自分でクリエイトしましょう!
怒りっぽくなるのは、心に余裕がない時です。逆に、心に余裕があれば、些細な事で怒ることが少なくなります。
睡眠の時間は取れていますか?
趣味の時間は取れていますか?
自分に自問してみましょう。最近、自分の時間が全然取れていない?
その場合は、定期的に自分の時間が取れるように、状況を改善するべきです。
家族や親戚に赤ちゃんのお世話を依頼する。
身近にお手伝いしてくれる方がいない場合は、お金を払って一時保育してもらうこともできます。2、3時間赤ちゃんと離れるだけで、天と地ほどの違いがありますよ。
お金がもったいない、なんて思わないでください。
産後のイライラ期は、期間限定です。一生続くわけではありません。
預けたら赤ちゃんが可哀想、なんて思わないでください。
保育施設で働いているのは、預かるプロ。
赤ちゃんをプロに任せ、心に余裕を作りましょう。
怒ってしまったら謝る
怒ってしまったら、理由を説明して謝る。これが大切です。謝ることは気恥ずかしいです。でも謝ると心が軽くなります。相手のためではなく、自分のために謝りましょう。
生理が再開したら産後の終わり
産後っていつまででしょうか。私は、生理が再開したら、もはや産後ではない、と思い込むことにしました。思い込みは、とても効果があります。
生理が再開したら、「もはや産後ではない」と思い込む。
産後ではないのだから、イライラしないはず。
まとめ
以上、産後のイライラ期の対策でした。
産後には終わりが必ずあります。不要な怒りをやめると、心が軽いですよ。
【関連記事】
「育児も仕事です」育児休業中のママの叫び。