先月、保育園に行った時のこと。クラス担任の先生から、長女(3歳)のチック症を指摘されました。突然のことで、驚きました。
長女、チックだってさ
この日は、長女が通う保育園でのハロウイン・パーティ。園児と保護者、総勢50名ほどが集まりました。
私は次女(1歳)を抱っこしていたため、ゲームに参加せずに、部屋の隅のほうに座っていました。
有志による出し物が始まり、皆が教室内の中心に集まります。私が一人になった時、長女の担任の先生が、おもむろに私の横に座りました。
「お母さん、ご家庭で最近、変わったことはありますか?」
と先生。
「最近、〇〇ちゃん(長女)が保育園でパチパチとまばたきすることが多いのです。チックだと思います」
チック?
思い返してみれば、1ヶ月ほど前に、私の夫が娘が目をパチパチしている、目の病気じゃないかな。と言っていたのです。
しかし、私の前で瞬きすることがなかったので、すっかり忘れていました。
チック症の原因や対処法
「チック」でインターネット検索すると、関連するページがたくさんヒットします。
当記事では、鎌倉市にあるハートクリニックのホームページ(http://www.e-heartclinic.com/kokoro/senmon/f90/tic01.html)を主に参考にし、以下、チックの原因や対処法について記載します。
チック症の原因
チック症の原因は、医学的にも正確には解明されていないそうです。
一般的には、脳の神経伝達物質のアンバランスが原因とされています。
チック症とは
一般的にチック症は、音声チックと運動性チック、単純なもの、複雑なものがああります。
4つの体系に分けることができ、各体系の主な例をあげると、
- 単純運動チック:まばたき、首を急速にふる運動、肩をすくめる、しかめ顔
- 単純音声チック:せきばらい、鼻をすする、シューという音を出す
- 複雑性運動チック:自分を叩く、飛んだり跳ねたりする
- 複雑性音声チック:特定の単語を繰り返す、反社会的な単語を使う(汚言)、自分の発した音や単語を繰り返す(同語反復)
ふむふむ。我が家の長女は、単純運動チックに該当します。
なお、運動チックと音声チックの両方が1年以上みられる「トゥレット症候群」もあります。
チック症の初期の対応
初期の場合は、チックが自然に消失するか進行、あるいは慢性化するか判断できません。チックに注意を向けることで悪化する可能性があるため、初期の段階では家族はできるだけチックを無視することが望ましいそうです。
ママ、普段の生活を振り返る。
母親が発見するケースが多いそうですが、我が家の場合は、保育園の先生が発見してくれました。
チック症。かつては、家庭での躾け(しつけ)に原因をもとめることが多かったそうです。
私も、保育園の先生にチック症と言われ、
『家庭での躾けが心理的な負担になっちゃってるかな』
と、考え込んでしまいました。
チック症の原因は脳の異常とはいえ、心理的ストレスがチック症を助長することも多いそうです。
母としては、子供にのしかかる心理的負担を取り除きたい。
母として思い当たるのは、オムツ・トレーニングです。
トイレで上手にできない時に、「オムツでしないで、トイレでしてよー」
と長女に言ってしまっていました。もう、もうやめよう。
とはいえ。
幼児期・学童期には、10人に1〜2人がチックを発症するそうです。
トイレ・トレーニングがチックと関係しているのかどうか。は、わかりません。
ハロウイン・パーティーから、1週間後。
連絡帳に、「昨日・今日と、まばたきの症状は全くでていませんでした」
というメモがありました。
パーティー当日は、知らない人が大勢いて、緊張したこともあるのでしょうね。
当面は、子供のチック症、「1〜2割の子供にチックがでる、自然に消えることがほとんど」として重く受け止めないようにします。